①身体的危機
産後の女性はとにかく疲れています。
数十時間にも及ぶ陣痛や
母乳育児、授乳のために
慢性的に疲労が溜まり、
常に睡眠不足の状態にあります。
また、
出産後、
赤ちゃんと胎盤分の体重は減ったはずなのに、
見た目には、伸びた皮膚や皮下脂肪が残り、
「まだお腹に赤ちゃんがいるのでは?」
と思うくらいに凹まないお腹。
出産による
骨盤底筋群のダメージなどで、
痔や尿もれなどあるなど、
妊娠前のセルフイメージとはかけ離れた状態
になります。
②精神的危機
特に初めての子育ての場合は、
右も左もわからないか状態のため
育児不安も強くなります。
また、
周囲や世間一般的な母乳神話の考え方による
母乳育児へのプレッシャー。
母乳育児のための食事制限によるストレス
に加えて、
母乳育児がうまくいかなかった場合や、
赤ちゃんのお世話が
うまく出来なかった場合など
自分を責めてしまう気持ちや
新しい命を守る責任への不安感。
何よりも、
全ては赤ちゃん中心の生活によって
24時間、自分の時間が全くのゼロ
となるストレスは相当なものです。
③社会的危機
自分の時間がゼロは
必然的にも社会との関わりも少なくなり、
孤独感を覚えたり、
子どものいない友人とは話が噛み合わない
など交友関係にも影響を与えます。
さらには、
妊娠出産子育てによって
大なり小なり仕事をセーブ
しなければならいことも多く、
キャリアへの不安を抱く人も多いです。
このように、
産後の女性には、
【身体的危機】
【精神的危機】
【社会的危機】
が一気にやってくるのです!
これはもうトリプルパンチ状態です。
これと同様のイベントが
男性にあるとは想像しにくいため、
男性にはちょっと
イメージしにくいかもしれません…
が!!!
あえて、
産後の女性を男性に例えるなら、
『仕事で
3日間連続徹夜した上に失業し
友達もいなくなった状態』
とでも表現すれば、
なんとなく
その大変さ、ヤバさが伝わるでしょうか。
産後の女性には
こんなにも危機的な状況が待っている…
そして、
それに加えて
ホルモンバランスの変化による
身体的な変化(薄毛やシミ…)
精神的な不安定さもあります。
昔は、
大家族や地域社会のつながりも強く、
みんなで産後のママを助ける体制が
整っていました…
しかし、
現代は核家族化が進み、
産後のママを支えるのは、
主に旦那さんひとり!という
ケースも少なくありません。
「女性じゃないから…」
「経験していないから分からない…」
なんて言っていられないのです!
想像力を働かせて、
イメージしてみましょう!
そこから、
産後のママの理解が始まり、
夫婦で、
【産後クライシス】を乗り越える
足掛かりになるはずです。


