いとしのアップルパイ | 雨のあとのにおい

いとしのアップルパイ

アップルパイを焼いたのは先週の日曜日。


金曜日は仕事の一区切りで先輩と飲みに行き、

焼肉屋、焼酎居酒屋、ラーメン屋をはしごして、

久しぶりに千鳥足で家路に着いた。

土曜日は意外にすっきりと目覚め、午前中家の片付けや洗濯をした後、

午後からの出勤で生垣用の樹や果樹なんかを買い付けに行った。

注文してあった60本のほか、10本近い樹を軽トラに積みこみ、積み下ろし。

仕事の後、勢いがあったため、友人を誘って家でグダグダ飲む。


日曜の朝、ゆっくりと起きて友人を送る途中で洋服屋のセールに立ち寄り、

意気高揚した我々は夕方にジャズドリーム長島行きを決定。

結局、水やりやその他の雑務で、のんびりとアップルパイを焼く時間と

読書する時間を取れなかったのは残念だったけれど、

美味しいパイが焼けたのは確かだった。

そして紅玉を煮詰めるときのあの匂い。

それは本当にわずかな時間。

なんて幸福なひとときだったろう。

誰かがそばにいたら抱きしめてやりたくなるような、

そんな気分になった。


そして、友人は焼きあがってちょうどよいころに訪れ、

ガプガプとパイを食べつくした。

ジャズドリーム長島はカップルだらけで、ぼくらはちょっとだけ

うらやましい気分になったかどうかはわからないけど、

ぼくら、帰りにカレーライスをやけ食いしたのは本当のことだったかもしれない。

そのせいでか知らないけど、ぼくはそのあとしばらくおなかを壊したんだから。

あんまり無理はできないね。