焼酎狂い | 雨のあとのにおい

焼酎狂い

2005年度が終わり、2006年度が始まる。

別れ、そして出会いの季節。

やりきれないこともたくさんあるし、

心が躍ることもたくさんある。

そんな情動不安定なキセツに、

僕は焼酎に狂っている。

より自らの口に合う焼酎を求め、

焼酎ハンティングの旅路を彷徨う。

いい酒を飲むことで味のある人間になれると信じ、

あるいは思い込み、焼酎を求め歩く。

飲むのも楽しいが、並べた瓶を見るのも楽しい。

僕の台所の一角は焼酎に埋もれている。

うまい酒を並べ、愛でる。

その日飲みたいものを少しずつグラスに注ぎ、飲む。

ひとり焼酎バー気分で、とても気持ちがいい。

友人が訪ねてきた際は、店主さながらである。

飲んでいて、最近気づいたのは、紫芋系統の焼酎が口に合うということ。

「明るい農村 赤芋仕込み」は桑名の居酒屋で飲んだのだが、

びっくりするくらい美味しくて、一升瓶を購入してちびりちびりやっている。

「宝山 綾紫」も独特の甘さと香りがあって、美味しい。

しかしながら、焼酎を飲み始めて多少は酒に強くなったような気もするが、

いかんせん元は弱いため、いろいろな飲み方を楽しむ前に

ごろりと横になって眠っていることが多い。

実際、これを書いていた途中で一眠りしてしまい、夜中に起き出して続きを書いている。

まあ、そんなダレヤメぶりも楽しみつつ、

なんとなく忙しくなりそうな今年度、うまく過ごしていくつもりだ。