冬休みのこと | 雨のあとのにおい

冬休みのこと

12月30日から1月3日までの冬休みがあっという間に終わってしまった。

北海道育ちの僕には短すぎるけれど、

仕事のペースから行けばずいぶんとゆっくりできる時間でもあった。

でも、そんな冬休みを僕は半分くらい棒に振った。


思い出すのは去年の正月。

就職して初めての長い休み。

気が抜けたのか、休みの突入と同時に風邪が悪化。

年越しそばを食べることもなく、雑煮を食べる気力も失い、

ひとり寂しい異郷の地にて、静かに、静かに寝正月を過ごした。

それでも、3か日のうちには回復の兆しも見え、

招かれてご馳走していただいたりという良い思い出もある。


それに比べ、今回の正月はいい滑り出しだった。

体調は優れ、年末にかけての夜更かしもなんのその、

正月に向けて食料を買出ししたり、犬と緑地公園に行って走ったり、

好きに過ごしていた。

そして大晦日。

ご馳走でも食べようと、牡蠣や刺身などの生もの、酒、お肉なんか買い込んで

たらふく食った。

酔っ払って暖かな電気カーペットの上で寝て夜中に目が覚め、

準備していた年越しそばを無理やり食べ、初詣にも行った。

そして、直後異変が起きる。

おなかがゆるい。そして身体の節々が痛い。

ある悪夢のような思い出が頭をよぎる。

それはあさりに当たったときの出来事を・・・。

明くる朝目が覚めて、猛烈な吐き気とだるさ、ふらつき、発熱、腹痛、下痢。

・・・・・・そんなはずはないさ。

振り切るように眠って目覚めた元旦の朝、待ちかねたように腹痛が襲う。


以来今年の3か日は毎日トイレットペーパーを1ロール消費し、

微妙な身体のだるさ、風邪っぽさ、やりきれなさを抱え、

異郷の地でひとり静かに寝正月を過ごした。

それでも、強がって、最初のうちは買い込んだ食糧をがっつり食べた。

雑煮ももち3つ入れて食べた。

でも、僕のおなかはいつもヘルプを叫んでいた。

僕は、心底情けなかった。

いろいろ計画していたこともすべてつぶれた。

ため息色に染まる僕の部屋。

うちのユキは初めての生理が来ていて、

その体臭が鼻についてさらに気分が萎える。

あきらめて僕は昨日からお粥を食べている。

おかげで、多少は快方に向かっているような気がするが・・・。

まあ、なってしまったものは仕方ない。

食あたりか、胃腸風邪か、ノロウィルスかは知らないが、

寝正月の中でも、本に読み耽り、得るものはいくつもあった。

本当に。

でもこんな強がり、来年は絶対言いたくないね。