素晴らしい日 | 雨のあとのにおい

素晴らしい日

お伊勢さんに行ってきた。

ちょっと出足が遅れて人が多かったけど、やっぱり伊勢神宮はすごい。

鳥居をくぐると、もう辺りの空気が違う。

冬の凛として張りつめた空気もすごかったけど、

夏のお伊勢さんの空気は樹の匂いがとても強くて、

それなのに、整えられた空間らしく、混沌さはまったく感じられない。

夏の野山は雑多な匂いがするけど、ここの空気にはまとまりがある。

それと、地面からズドンと突き上げて、空を刺す木々。

そのふっとい幹に手を当てると、ジワジワーっと何かが体内に満ちてくる感じがする。

とたん、肩の力が抜けて、ふと呼吸が楽になり、深呼吸してみる。

そうするうちに、とても心地がよくなってきて、身体が歓喜する。

神道とか詳しいことはよく知らないけれど、伊勢神宮があり、それを維持しているっていうことが

とても素晴らしいことだなあと、しみじみ感じた。

やっぱ月イチくらいで来たいものだと、ほんとに思う。


さて、伊勢神宮に感銘を受けたあと、立ち寄らねばならぬところがある。

それは、おかげ横丁の気に入りの店たちだ。

ひとつは赤福本店。

もうひとつは全国から取り寄せた調味料や食材のお店、味匠館だ。

ここには、岐阜の名品「明宝ケチャップ」が置いてある。

あと、ウコンなど、独特な風味を醸す石垣島ラー油も。

素晴らしい名品の数々が、一同に介しているのだから、たまらない。

そしてそして、赤福本店にて、赤福氷なるものを体験してきた。

なんと、氷の中に赤福餅が入っていて、上から抹茶シロップがかけられている。

赤福を氷の中に入れてしまうとは恐れ入ったが、なかなかそれがうまい。

うーん、と思いながら、ぼんやり人の行き交う様を見ていたら、この夏の真昼間ゆえ、

驚くべきスピードで氷が溶けていた。


そんなこんなで、伊勢神宮内宮を後にし、宇治山田駅へ。

もう少しいたかったが早めに切り上げてきた。

というのは、高校野球の決勝を見たかったから。

北海道人として、結構気にかけていたけど、まさかここまでくるとは思ってなかった。

で、家まで帰っていたら試合は終わってしまうので、宇治山田駅構内のテレビにて

観戦することにした。

近鉄宇治山田駅

両チームとも、ミスからの得点や、内野安打での得点など、

見るほうとしては、かなりドキドキさせられる試合で、

他にも熱心に見入っている人がいたけど、大半は京都を応援していたから

(三重県代表が1回戦で京都に負けたことも影響か)

ひとりだけ相手側アルプスにて応援している気分だった。

そして、手に汗握る9回表、2アウトのとき、電車の時間にてダッシュ。

ⅰモードにて結果を知ったのでした。尻すぼみ。

しかし、すごいよ駒大苫小牧。ありがとう。おめでとう。


そんな気分で帰宅。

調子に乗って、酒屋へ向かい、悟の越州を購入。

帰り道、でっかい満月を東に眺め、西に稲妻を見やり、

さらにテンションは急上昇。

新物の秋刀魚を焼き、鯛のあら汁を炊き、

ご機嫌な豆腐「喧嘩上等やっこ野郎」をあけ、

おおいに酔っ払ったのでした。

それにしても秋刀魚の肝のなんと甘くジューシィだったこと!

越州もとても素敵なお酒であった。

そんなわけで、You know 今日はとても素晴らしい一日だったのです。