輝、生誕1000日目のmindayを迎える。
うるぁぁぁぁ!!!
そんな産声を上げ、この世に誕生してきた輝。
それは、まぎれもなくオレが父親になった瞬間でもあった。
かなり自己中心的だった考え方が、我が子・家族のために、とパラダイムシフトした瞬間でもあった。
あれからいろいろあった。
楽しいことも、悲しいことも、嬉しいことも、イライラすることも・・・
そんな時間を共有してきた。
その間、1000日である。
そんな中で、
『幸せ』とは何なのか、本気で考えてみた。
無論、オレは完全に幸せだ。
オレの幸せについてはまた改めて書くとして、
輝の幸せってなんだろう。
運悪く、オレの子どもとして産まれてきてしまったので、不自由なことも多いかもしれない。
父親らしいことは何もできていない。
産まれて1ヶ月ほどで上京してきた。
その時、オレは弱かった。
勝手に様々なプレッシャーに押し負け、当時経営していた会社を投げ出した。
カッコ悪いパパでごめんって何度も謝った。
自分の夢がなんだったのか、なんのために仕事をもらってるのか、わからなくなっていた。
それでも輝は無邪気に笑顔を振りまいてくれた。
1歳から保育園に通ってもらっている。
号泣し、行きたくないと訴える日もあった。
保育園でわがままを言うこともあるらしいが、少なくとも元気に成長を見せてくれている。
仕事で、帰りが遅かったり、休みの日でも仕事に追われることも多々あった。
寂しい想いをさせているのではないかと、毎晩寝顔に話しかけた。
何故か振り返ると大変だった思い出ばかり出てくるが、現実は感動ばかりだった。
初めての寝返り
初めてのハイハイ
初めて立った時
初めて歩いた時
初めて「パパ」と呼んでくれた時
初めてこの世に産まれてきた瞬間、
そして、元気に成長している今この瞬間。。。
輝は産まれて1000日足らずで、少なくともオレら夫婦のことを幸せにしてくれている。
しかし、逆にオレはこの子を幸せにしてあげているのか?
と疑問に思う。
確かに生活環境を整えたり、どこかに連れて行ってあげたり、悟空がなぜ強いのかを教えたり、一緒になって遊んであげることはできる。
しかし幸せかどうかは輝本人が決めることだ。
どんなに美味しい食べ物よりも、ポテトの方が好きで、
どんなにオシャレな服よりも、アンパンマンがプリントされてる服が好きで、
どんなにかわいい女の子とデートするよりも、公園でBB弾集めるのが好きで、
到底理解し難いが、それが幸せらしい。
そう。
親だからと言って、幸せを押し付けることはできないのである。
産まれて1000日が過ぎた。
こんなキュートでかわいい、
スマイリーな笑顔を振りまく、
天使のようなエンジェルの輝。
これから迎える2000日、3000日・・・と
成長を見届けられることこそ、オレの幸せである。
今思うことは、オレはオレらしくいるしかないな、ということである。
輝に背中で語れるような父で在ります。
幸せという感情を抱くことができる感性を。
様々な人に支えていただいていることを有り難いと感じることができる心を。
さらには、
無限の可能性に気づき、未来を切り拓く強さを。
そして、
すべての愛を受けとめる器、すべてを愛する勇気を。
・・・。
輝がどんな男になりたいかはまだ聞いたことがありません。
道理に反してさえいなければ、輝の目指す道を全力で応援しよう、そんな覚悟です。
輝、1000日目のmindayおめでとう。
これからも自分らしく輝き、未来に光を照らし続けてね。
父より