天上絵師KAWAZO旧ブログ -60ページ目

妄想というか白昼夢というか

爺様とミカエルが喋ってた。

ミカエルの剣の話をしている。

必要なのは剣か盾か。爺様が尋ねている。

ミカエルは、「どちらでもない」と応えてる。

「想起する形状が異なるだけで、どちらも同じもの。違う側面を見ているにすぎない」

爺様と話していると、ミカエルまでなんか理屈っぽい言い回しになるな。

…と思ったが。
今日のミカエルは、ちょっと年食ってる。
オッサンだな…兄ちゃんじゃない。
神事用の甲冑じゃなく、戦装束。


爺様の庵は、ほったて小屋だ。
内部は古い茶室のようで、畳になってる。
爺様はいつも、その部屋に座ってる。
今はミカエルも一緒に座ってるが、ミカエルがいると部屋が妙に狭く見える。

戦装束で茶室に来るって、どうなんだよ…。
アンタは妙に無粋だよな。




「剣だろうが、盾だろうが、風呂敷だろうがペンだろうが、何でもよい。
 形のないものに変換してもよい。何でも構わん」


爺様が、空中にえらい複雑な幾何学模様を指で描いた。

描かれた図形が、立体になる。

「多角形は、頂点の数が増えるほどに円に近づく。
 多面体もまた、頂点と面の数が増えるほどに、球体に近づく。
 しかし、内部の密度は、見た目の形状と一致せぬ。
 完全な球体に限りなく近い形状であっても、内部の密度が均等とは限らず、
 また、内部へ向かうに従って濃くなるとも限らぬ。
 海綿のように、統一性なく隙間だらけであろうと、見た目の形状を保持することはできる」


宙に浮いた、限りなく球面に近いほど数多くの頂点を持つ多面体。
その下に、同じ大きさの影がある。
影というより、同じものが鏡に映っているような。


「鏡には、内部の密度までは映らぬ。
 見た目の姿を映すことはできようが、密度まで映すことはできぬな。
 さらに、その密度が生み出す質量の差異も、鏡で見ることはできぬ。
 一人の人間の内部にすら、このような何重にもなった多面鏡写しが存在する。
 最初の一つをその者の<核>とするならば、それら無限に出来る映りこみの
 一つ一つは、<虚>であるか否か」


爺様…話が意味不明…。

うわ、ミカエル、なんか笑ってるし…


「それに何か意味があるのか?」
 
「剣と盾、どちらも同じものの別の側面にすぎぬというならば、剣で斬ろうが、
 盾で跳ね返そうが、引き起こす結果は同じと言えぬか?」

「その通りだ。
 しかし、想起するものの種類によって、どの頂点、どの面に働きやすいか
 という差異はある。
 そういう意味では、剣と盾、作用させたい対象により使い分けは有効だ」

「それは、鏡に映った…いわば実体のないものへの作用を可能とするための
 鍵となろうか」

「なるだろう。
 鏡は光を反射する。
 盾で跳ね返す、という作用は、それに似ている。
 だが、反射するもの同士を同じ角度で向かい合わせていては、光は双方を
 何度も往復し続けるしかない。
 何も作用せず、どこへも行かない。
 しかし、往復し続ける光ではなく、映る像にフォーカスしてみれば、
 映った像そのものには、光は当たっている。
 光には熱がある。
 先ほどの、<映ったものの内部の密度や質量は像からはわからない>
 という話を使うなら、反射する一瞬にそこに当たった熱が、何度も
 往復する度にじりじりと温度を上げてゆき、やがて鏡面を変質させる
 可能性はある。
 盾で跳ね返す、というのは、そういう意味では有効だろう。
 しかし剣を使うことで、鏡そのものを壊すとしたら、映り込む像をも
 その瞬間に消してしまうことになる。
 それもまた、作用の一つではあろうが、<映り込むものへ作用させるには>
 という目的からしたら、行き過ぎと言えよう」


あの…もしもし…お二人とも、なんだか微妙に、双方のお話が噛み合ってない気がするんですが…。
いいのか…??


うげ、「翻訳能力の問題だ」と、ハモられた…(^_^;)

私のせいかよ(-"-;)



この会話に何の意味があるのかわからないけども。
上げた方がいいという気がするので、上げます。

あー…頭痛い…。
そんなに長くない文章なのに、書くの1時間かかってるし…(^_^;)




追記★というか続き?

「剣と盾、それはすでに古い概念による想起にすぎない。
 必要なものは、そのような古い概念ではない。
 風呂敷でもペンでもよい、と、わたしは言った。
 そこに出した例は、ただの気まぐれ思いつきではない。
 形のないものを想起してもよい、とも言った。
 形のないものとは、何だ」


あー、今度は爺様が笑ってるよ…


「何ら具体性のない話だな。
 それを、人間という生き物の毎日の生活として、どのように
 反映するのか。
 人が人へ何らかの作用を望む時、どのような行為を通して
 それらが可能になる」


爺様…具体性がない話なのは、アンタも一緒なんですけど…(^_^;)

あ、ミカエル大爆笑( ̄□ ̄;)

「我々はそのようなことを指図はしない。
 それは全て人間が自分で考え動くことだ。
 我々もまた、ある種の概念に過ぎない。
 我々のような存在を想起することにより、
 人間が様々な事象を動かしていく方法を
 見出し検証しやすくなる。
 そのために存在する。
 それが、我々の守護だ」


あー…なんか今日のミカエルは、ちょっとキャラが違うような……。
爺様…ウケてるし…(^_^;)

「ガブリエルがなかなか来られないのも道理だな。
 ガブリエルの席も用意はしてあるが、まだ時間がかかろうな」

なぜそこで、お二人さん意気投合ですか?(^_^;)

…とりあえず、上げます…。