ジュンからの『さよなら』メールで凍りついた私は
冷静さを完全に失っていた。パニックになっていた。
とっさにジュンに嘘の言い訳をした。
『友達がセックスフレンドを探してるから、とりあえず私がメッセージを出した。会うつもりはなかった』…と。
『じゃあ、その友達に会わせて』とジュン。
時間は午後9時をまわった頃だったか…
旦那は風呂に入っていた。
私は思わず家を飛び出した。後先も考えず…
『何処行くの?』と背中から旦那の声が聞こえたが、振り切って車に飛び乗る。
気がつけば、彼の会社にむかっていた。彼は徹夜の勤務だった。
『家、飛び出した。』車からメールをうつ。
『帰ったほうがいい』とジュン。
『いやだ』
『会えない』
そんなやり取りがつづいた。外は雨が降っていた。
私はしばらくジュンの会社の近くでボーっとしていた。
ジュンからのメール
『今日はどんなに待っても会えないよ、気持ち落ち着かせて帰りなさい。また…会えるから』
私は泣きじゃくっていた…
しばらく雨に打たれていた…
こんなに…人との別れが辛いなんて、こんな恐怖を味わったのは、いったい何年ぶりなんだろう…?
わたしは…うなだれるようにして、家路についた…
旦那に家出の理由を考えながら…