「良い……子に…してて……」
こふっ……
そんな音がしたような気がする。
泡が溢れ出たような、何とも言えない音。
母さんの方から、聞こえた。
あれ?何か、母さんの唇、とっても紅くない?
「……‼」
父さんが固まった。
「…リューディア、起きろ‼」
父さんが必死に叫んでいる。
僕は、母さんは何処に出かけるのかなぁ、お土産欲しいなぁ、と思っていた。
「ぁ……ペータ、ァ……?」
「そうだよ、俺はペーターだよ。リューディア、目を覚ましてくれ‼眠っちゃ駄目だ‼」
「あな…た。ヘンゼル……を…、お願……い…します…」
「リューディア‼」
「やく……そく……」
「リューディア‼」
母さんは、腕をパタッとおろした。
紅い、紅い腕を。
その部屋には、父さんの慟哭だけが響いていた。
こふっ……
そんな音がしたような気がする。
泡が溢れ出たような、何とも言えない音。
母さんの方から、聞こえた。
あれ?何か、母さんの唇、とっても紅くない?
「……‼」
父さんが固まった。
「…リューディア、起きろ‼」
父さんが必死に叫んでいる。
僕は、母さんは何処に出かけるのかなぁ、お土産欲しいなぁ、と思っていた。
「ぁ……ペータ、ァ……?」
「そうだよ、俺はペーターだよ。リューディア、目を覚ましてくれ‼眠っちゃ駄目だ‼」
「あな…た。ヘンゼル……を…、お願……い…します…」
「リューディア‼」
「やく……そく……」
「リューディア‼」
母さんは、腕をパタッとおろした。
紅い、紅い腕を。
その部屋には、父さんの慟哭だけが響いていた。