こんにちは！
アスリートマインドコーチの大西孝昌です。
皆さん
〝スコトマ〟という言葉を
ご存知でしょうか。
スコトマというのはですね
「盲点」という意味なんですけれども
今日はですね
このスコトマについて
お話をしていきたいと思います。
過去にブログの記事で
何度も書いてきていることなので
知っている方も多いかと思いますが
私たち人間は
世界をありのままに見ることが
出来ません。
なぜなら
脳は世界をありのままに捉えようとすると
原子力発電基1基分ものエネルギーが
必要なのですが
そんなにも多くのエネルギーを
吸収するだけの腸を
持ち得ていないからです。
だから
脳というのは
手抜き(省エネ)をせざるをえず
大まかに世界を
認識しているのです。
もっと具体的に言えば
脳の大脳辺縁系というところにある
RAS(網様体部活系)という部分が
五感を通じて入ってきた情報のうち
その人の知っていることと
その人に重要なことのみを
意識に上げ
それ以外の情報を
意識に上げずに切り捨てるという作業を
行っているため
必ずと言っていいほど
人間には盲点(認識できない部分)が
生まれるんですね。
だから
私たちって
網膜には映っているのに
見えていないものや
鼓膜には届いているに
聞こえていないもの
触れているのに
感じられていないものって
いっぱいあるんです。
でですね、
今日は皆さんに
何が言いたいのかというと
実はこのスコトマには
お宝がいっぱい眠っていますよ！
ということを言っておきたいんです。
ここのところを
ちょっと私の例を出して
解説させて頂こうと思いますが
中学時代にですね
先輩方が足首にアンクルウエイトを撒いて
練習をしていたんですよ。
でも当時私は
アンクルウエイトというものの存在を
知らなかった(知識が無かった)んです。
まあ、
分厚いソックスしてるなくらいには
思っていましたけど
サーキットトレーニングで
毎回私が先輩に勝ってしまうので
「たいしたことないじゃん！」
と高をくくっていたんですね。
そしたらですね
ある日先輩がアンクルウエイトをせずに
サーキットに出てきて
私にものすごい差をつけて
余裕で勝っちゃったんですよ。
私からしたら
「え、何で急に…。」
でしたよ。
そりゃそうですよね。
昨日まで私が勝っていたのに
急に大差で負けしまったわけですから。
この先輩は
「大西、お前もこれ付けてみろよ。」
とアンクルウエイトの存在を
教えてくれたので
それを教えてもらった瞬間に
ほとんどの先輩が
実は毎日アンクルウエイトをつけているのが
目に留まるようになって
「たいしたことないのは
自分の方だった…。」
とものすごく恥ずかしくなった
記憶があります。
ただ
そういう恥ずかしい思いをしながらも
そういうものがあると
認識できるようになれたのは
私にとってものすごく大きな意味があって
その後は私も
アンクルウエイトを使って
練習をするようになり
ダッシュ力を
大きく飛躍させることが出来ました。
このようにですね
実はスコトマの部分には
私たちを飛躍させる情報って
隠れているんです。
先にも言ったように
脳の機能上
脳は
その人が知っていることと
その人にとって重要なこと
しか意識に上げてくれず
そうではない情報は
切り捨ててしまう働きがありますから
①新しい情報を常に得続けること
そして
②定期的に目標を更新し
自分にとって重要なことを変えていく
ということをやっていくといいです。
そうすることで
RASはこれまでと違う情報を
上げてくれるようになり
スコトマだったところから
思いがけない気づきや発見を
与えてくれるようになりますから。
ということで
あなたが飛躍するお宝を
スコトマ(盲点)の中から見つけ出して
貰いたいなと思います!
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