こんにちは!

アスリートマインドコーチの大西孝昌です。

マインドコーチングの基礎を学ぶ
第10回目は
「プッシュ・プッシュバックの法則」
について解説していきます!

プッシュプッシュバックの法則って
聞いたことってありますか?

これはですね
プッシュが「押す」で
プッシュバックが「押し返す」
という意味なんですが

人間って
ふいに押されると
無意識に押し返そうとする働きが
あるんです。

例えばなんですが
お母さんから

「もう、いつまでゲームやってんの!
早く宿題やりなさい!」
と言われて

「うるさいなー、今やるつもだったのに
やる気なくなった。」
みたいに反発したことってないですか?

それから
先輩に練習後に
「部室汚いから掃除して帰れ!」
と言われて

「今からかよ…、めんどくさい…。」
と内心では反発して
しぶしぶ掃除したことってないでしょうか。

人はですね
強制に対しては抵抗するように
できているんですよ。

だから
態度に出す・出さないは別にして
心理的には突き返そうとするんですが

こういう人間の心理があるということを
まずスポーツをやっている人間は
知っておく必要があります。

なぜなら
競技スポーツの世界は特に縦社会が強く
命令形がよく使われるからです。

「いついつまでにあれをやっておけよ!」
「こういう風にやれ!」
「〇〇はするな!」
「明日までに報告しろ!」

こんな感じですね。

きっとほとんどの選手は
言ったことに対して表向きは
「はい」
といって従うでしょうけれど

深層心理では
「嫌だな…。」
というプッシュバックが起きているんです。

そして、
言われた方は
have to mindで
ものごとに取り組むことになるため

思いっきりパフォーマンスが
下がるんですね。

だから
命令形で強制的に指示を出すのって
よっぽど信頼を勝ち得ていない以上
逆効果なわけです。

じゃあどうすればいいかというと
相手にとって「押されている」と感じない
言い方をすることが大事です。

「部室を掃除したいんだが、時間あるか?」
「俺はこうやった方が良いと思うが
お前はやってみてどう感じる?」
「自分だったらそういうプレーはしないが
なぜああいうプレーをしたんだ?」
「お前を信頼して頼みごとをしたいんだけど
△に関して〇時までに報告を貰えるかな?」

というような
言い回しが出来るといいですね。

頭ごなしに押し付けるのではなく
相手側にも思考と選択の余地を
与えるのです。

そうすることで
こちら側の意志に対して

受け入れるか
受け入れないかということも含めて

言われた側が
自分の意志で判断し
責任を持って
行動を移すことになりますから。

それにですね
命令形ばかりでは

自分で考えて判断が出来る選手が
一向に育ちません。

しょうがなくやる
生産性の低い選手を
量産するだけです。

そういう意味でも
考える余地のある言葉がけを
普段から意識してもらえたらと思います。

まあ、
プッシュ・プッシュバックの法則を用いて
今日言いたかったのはですね、

指示を出したり答えを教える
ティーチング指導一辺倒ではなく、
(※ティーチング=指導者側に答えがある)

選手に考えさせ気づかせる
コーチング指導も
意識していきましょうということです。
(※コーチング=選手が答えを導き出す)

ということで
2023年は受け手のレスポンスを考えた
言葉がけを行うようにしてみてください。

プッシュ・プッシュバックを
回避するという視点を持って
人と話すだけで

自分自身の思考にも
もの凄く奥行きが出るように
なってきますから。

ぜひ挑戦して頂きたいと
思います!


 

 

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