皆さんどうも。

小澤祐介です。


前回の続き。


前回は、しっかり変化を出す為にセッションのやり方すら変えていった。


というお話でした。

これは具体的にどういう事か?


例えば、真剣に向き合いセッション経験を重ねてくると、クライアントさんのお話をある程度聞くだけで、


「この人にはこういうメンタルブロックがあるな」

「潜在意識の中にこういう信念が入っているな」


と分かるようになります。


でも極端な話こっち(セラピスト側)が分かってもしょうがない。

本人(クライアントさん)の人生ですから。


本人が分からないと、つまり、本人の気づき、自覚、納得が無いとしょうがない。


当時はその事に気が付いていませんでした。


ですから私が、


「あなたには●●のメンタルブロックがありそうですね」

(これ、●●の中に入るのは、お金とか恋愛 じゃないですよ。あれはあくまで方便というかダミーというか、ブロックとしては実体のないものなんで。セッションで出てくるのはもっと個別具体的なものです)


こう言った時・・・。


私の事を本当に信頼して来て下さるクライアントさんの場合だとそれを受け入れて下さるんですが、

セッションに対して半信半疑の状態の方の場合は「???」となりますし、


批判思考、攻撃思考が強いタイプの方だと、


「私にはそんなメンタルブロック無いと思います!」


と、完全否定の姿勢になってしまう事もあったんです。


そんな時、対立しても仕方ありませんので「そうですか・・・」とすぐに引っ込めますが(押し切っても、よりマイナスになるだけですからね)

その実、「勿体ないな・・・」という気持ちと「まぁ、仕方がないか・・・」という気持ちと、


総じて「せっかくセッションを受けに来てくれたのに残念だな。このブロックを外せれば・・・」


と、こんなやるせない気持ちになっていました。


ブロックがあるのは確実、でもそれを分かってもらえない。

そういう状況をどうすれば良いか?


あれこれ思案していった結果、


「分かってもらうのでは無く、クライアントさん自身に気づいてもらるようになればいいんだ」


と思い至ったのです。


その時に併せて、なぜ、同じような悩み、同じようなブロック、根深さも同程度、

なのに一方では大きな変化が出て、もう一方では変化が出ないという差が生まれるのか?


この現象への答えにも辿り着きました。


ポイントは、既に述べた通り、クライアントさん自身の「気づき、自覚、納得」です。


これまでの僕は「特定の手法だけじゃ対応できない」と思ってました。

勿論、この考え自体に誤りがある訳ではありません。(現に、様々な手法を取り入れて、対応できるケース、起こせる変化も大きくなっていきましたし)


ただ重要なポイントが抜けていた・・・。


それが、その人自身の「気づき、自覚、納得」


有り体に言えば「クライアント自身がどれだけ自主性をもって臨めるかどうか?」

だったのです。


もう自分ではどうしようもない・・・。


そう感じてセッションに申し込んで頂く以上、「自主性」みたいな言葉は正直あまり使いたくありませんが、

極端な例で言うなら、痩せたいからエステに行く。そんな2人がいるとします。


1人はエステに行って施術を受けるだけで、食事等は一切変えずそのまま。

もう1人は施術を受けるのに併せてセラピストからのアドバイスを受け食事も変えていく。


この程度の違い。


要は、セッションを受けて頂くクライアントさんに、この自主性をどうやって出していってもらうか?がポイントだった、

そして、そのポイントに対する自分なりの答えが見つかった訳です。

 

続く。