家庭内に安全基地を作る大切さ

安全基地とは、アメリカ合衆国の心理学者であるメアリー・エインスワースが1982年に提唱した人間の愛着行動に関する概念である。
子どもは親との愛情と信頼関係によって育まれる『心の安全基地』の存在によって、社会、外の世界に出て行け、戻ってきたときには喜んで迎えられると確信することで帰還することができる。

こんにちは!
メンタル・サポート協会です。
10連休は如何でしたか?楽しく過ごせましたでしょうか?
我々はほぼ仕事でした。更新しましたが、連休だからかアクセスが伸びず、ガックリ(x_x;)。
ですので、久しぶりの投稿になりました。

令和で初仕事頑張ってください🙂✨

さて、安全基地のお話し。
安全基地については上記で書いた通りですが、親は子どもに『愛してるよ』『大好き』だよという無償の愛情メッセージを送ることで、安心感や生きている価値や認められている安堵感などが生まれます。

欧米人ではないから直接愛してるよと言うメッセージは言えないかもしれませんが、この他にもスキンシップもありますし、愛情表現は様々できます。
小さな頃なら手を繋いだり、抱っこしたりハグしたり。一緒にお風呂に入って身体を洗ってあげたりなど、お世話を焼くことや思春期には、無言のメッセージでもいいでしょう。

思春期にハグしたりしたら、引かれるのでやめておきましょう。

安全基地を家庭に作ることで、敵の多い社会へ飛び出す勇気が得られます。
小さな頃なら若さとパワーと勢いで乗り越えられてしまいますが、能力や競争が必要になる大学生や社会人でこの安全基地があるかないかで、影響されます。

また成長していくに従って、安全基地は親から友人になったり、恋人になったり、そして、配偶者へと移行していきます。
またこれも揺るぎない安全基地があるから出来ることです。

ピラミッドの形にすれば、1番下の土台に安全基地が来なければなりません。
自信がなく、社会に出られなくなってしまうのは、逆ピラミッドになってしまうからです。
親は子供に安心、安全な場所を作ってあげる責任があります。

人類の進化の歴史からみても家庭は大切であったと読み取れます。人類は200万年前、集団生活をしていたそうですが、それが次第に男女が一対になり、子どもを外敵から守るようになり愛情が生まれ、安心して睡眠を取れるようになり、睡眠時間の確保により、人類は脳が発達していったと言われています。

『存在を褒め、存在を認めてあげる』

これが親から子どもへの重要なかけがえのないメッセージです。
これをしっかりと与えてあげることが子どもをこの世に送り出した、親の責任であると思います。