こんにちは。メンタル・サポート協会です。

本日は、自分が発する言葉の使い方のお話しをしようと思います。

カウンセリングにいらっしゃる方の大半が大袈裟に表現する言葉を用います。
私どもがクライアントのその言葉の意味を探って、事柄を突き詰めていくと大したことではなく、言葉の使い方が大袈裟だと言うことが分かってきます。
最初に使った言葉をもう一度聞くと、クライアントは『そうは言いましたが、実はそこまでではないのですが、、』と言い直してしまいます。

例えば、

『ちょっと驚きました』

くらいのことでも

『衝撃を受けたのです!目の前が真っ暗になりました』

と言う具合に。(本当に衝撃を受けたのなら、わかりますが、詳しく聞くと同じ会社で働く同期が風邪で休んだというだけのことでした。)

発する言葉は、相手や周りにいる人達に対して影響及ぼすだけではなく、自分にも跳ね返ってくるものです。

ですから、『衝撃を受けた』と言う言葉を用いると、大したことではなくても、
『私は衝撃を受けるような大変なことをされたんだ』と脳は受け取ります。

一連の流れにすると、まず事柄を言葉にして、音にして、またその言葉の音を聞く。

すると、まるですごい事を受けた、されたと脳は勘違いし、またそれに対してもストレスを感じることになります。私たちは脳に支配されているわけですから。

嫌なことがあったとき、悩んでいるとき言葉にして発して、音にすることはとても大切です。

お腹の中で溜めて、悶々とするよりはカウンセリングにきて、何を思ってどう感じたかを自分でしっかりと認識することが大切です。
整理することができます。

しかし、言葉の使い方を誤ると、自分へのストレスが逆に大きくなり、かえって疲れることになります。自分に対して間違った認識を植え付けることになってしまいます。(誰もが聞いたら、衝撃を受けるような事柄であれば別ですし、理由を聞いて関連があれば別です。私どもは、最初から否定するとこはしません。)

ですから、普段自分が何気なく使っている言葉でもとても丁寧に使わなければいけないと言うことです。

その見合った言葉、表現が正しいかどうかは、正解はなく、幅広いとは思います。全て自分の使い方次第ですので、考えながら、意識しながら、言葉の選択をしなければいけませんね。

友達の前でより面白く、盛り上げようとするなら、大袈裟に表現する言葉を使うのは、それは正解です。