こんにちは!メンタル・サポート協会八王子です。

今日は社会背景から子育てを見ていきたいと思います。

大きく変化している日本社会。

私たちの身近な暮らしも変化しています。
おじいちゃんおばあちゃんと一緒に暮らしていた時代から核家族化へ変化していきました。

お父さんは職場に行き、お母さんは家事をする。子育てはお母さんの仕事で学校や地域全体で支える傾向がありました。

お父さんは、会社に一日中行って夜中まで帰って来ない、ほとんどを会社で過ごす一生でした。いい会社=手厚いサポートがある大企業でした。会社によって違いはあるものの、こうやって何から何まで面倒を見てくれた大企業。

ある程度の役職までは年齢に応じて上がることができ、それにつれて給料も上がっていきますし、社会人のマナー研修から結婚まで、人生の隅々まで手厚くサポートしてくれる安心パック。

一方で子育ても会社もある意味選択肢が無く、受け身の状態。先輩経験者の言いなりになるしかない、閉ざされた社会でした。

常に周りには人がいて、手厚くサポートはあっても自由はなく、様々な弊害、縛りがありました。

今はどうでしょうか?

地域は高齢化し、学校も会社も弱くなりました。便利になったことで周りには頼らずに生活が出来るようになりました。

職場も自由に選べ、能力によって転職する。大企業=安心パックは幻想になりました。

その代わりに能力によっての経済格差が生まれることになり、個人責任になってきています。

子育てもそうです。
SNSの発達で様々な情報を共有することはできても、物理的なサポートは減ったため経済的な負担は増加。また核家族化で生身での相談役はなく、精神面でも負担は大きいです。

これもまた子育ての能力、経済格差が生まれることになってしまっています。

時代の変化によって、結局はプラスもマイナスもあります。

選択肢が増える中で未来を担う子供達は大切な日本社会の財産です。

これを見失うことなく、何を優先すべきか考えるときに来ているのではないでしょうか?