愛されなかった場合、それに気が付いたときどうすればよいのか?


愛されないことによって、起こる心の不満、不安定さ、葛藤をどう処理すればいいのでしょうか?

愛されなかった人は幸せを掴むことが臆病になってしまいます。自分では気が付かないのかもしれませんが、不幸の道を自ら選択してしまうのです。

神経質でガラスのハートの持ち主。
異常なほど人見知りでいつもびくびくしている人。
自己中心的で他人に対して攻撃的な人。
いつも自分がなく、他人に依存しないと生きていけない人。
世間や他人の目ばかり気にして、何も出来ないで悩む人。
人の不幸を探して、心の中で他人の不幸を願う人。

このような心の持ち主は、自分に必要なだけの愛を充分に受けてこなかった人です。

愛されなかった場合、それに気が付いた場合、どのようにすればよいのでしょうか?

まずはこんなこのような心の持ち主だと気づくことが、自分を救うことになります。

愛されなかったのは、自分のせいでは、ありません。

それなのに人生を幸せに生きれる人と不幸な生涯で終わる人がいます。不幸に生きる人々にとっては、この世の中は、もっと面白くなく、苦しくなると思います。
もっともっと、自分を嫌なやつにしてしまいます。


幼い頃に自分を認められなかった人の多くは、性格の奥深く傷つき、常に不安と恐怖がつきまとっていて、不安と緊張感の中で生きています。

ゆえに皆から愛されたいし、好かれたいと人よりも強く思っているのに、さらに傷つくのが怖くて、どんなふうに振る舞ったら良いか分からず、逆のことをしてしまって、ますます愛されなくなってしまいます。


私たちはどんなに自分の性格が嫌いでも、自分で有る限り、自分のすべてを否定することは出来ないのです。

理想の自分と、他人との比較のギャップ、実際の等身大の自分と心の自分との葛藤。

これらが心の歪みの原因です。



このような時、できるだけ素直に認めようとすることが大切です。

そして、他人は自分が思っているより、自分を嫌ってないし、自分を攻撃してこようなどとは思っていないことと考え直すことです。


自分を好きになれと言っても、こんな自分では自信がないと、思ってしまうのは仕方のないことですが、他人は案外自分を嫌ってないということを信じなければ、一生不幸な人生で終わってしまい、一生を棒にふるうことになってしまいます。


愛されずに育った人に愛された人のような感覚を持ちなさいと言っても無理な話です。

感覚や気持ちを持ちなさいと言っても、とても難しいです。

ですから、形から入るしかないのです。
世界中の人から好かれる必要もないですし、日本中の人に親切にする必要もありません。

自分の周りにいる自分を好いてくれる人、あるいは親切にしてくれる人をまずは大切にしなければいけません。

気持ちが乗らなくても、やりたくなくても形だけでも親切をその人たちへ還元しましょう。
そうすれば、自然と愛の触れ合いを感じることが習慣になるのです。

続けることが、習慣になり、自然と内側から感じることが出来るようになります。


愛されなかったことを消し去ることも必要ないし、自分のことを嫌いだったとしても、それでもいいのです。

そのことをまず、ありのままの現状を受け入れることです。どんなに辛くても。


窮屈な人生を清々しく生きるには、自分と戦うしかないのです。