こんにちは、メンタル・サポート協会の大福です。
 
昔は子どもの教育環境は経済格差によって、将来が決まるとされてきましたが、最近感じているのは「躾の格差」。
 
昔は家を重んじる傾向があり、良くも悪くも躾が厳しかったように思います。
〇〇家に恥じぬ生き方を!他人様の前に出しても恥ずかしくないように!と。

昔は貧富の差はあるにしても、家や親自身の美意識や哲学をもって子どもが社会で強く生きていけるよう躾を徹底する家庭が多かったように思います。
 
現代はライフタイルの自由化、多様化を良いことに「子どもへの躾」が緩くになったのではないかと考えています。
 
「無理をしないで」「あなたらしく」「自由に」という個性を尊重する考えも素晴らしいですが、放任主義も行き過ぎると子どもの発育に悪影響を及ぼしてしまう場合があります。
 
子どもへの躾で大切なのは、親が持つ美意識や哲学など主観的な心の持ち方を子どもにしっかり伝えるということ。逆にいえば一般的な常識・マナーなどの知識だけでは躾にならないということです。
 
例えば、食事を躾る場合。正しい箸の持ち方、こぼさないように食べる方法など知識を伝えてあげるだけではなく、どうしてそれが必要で大切なことなのか、など親の主観を添えて伝えることで子どもの理解はグッと深まります。
 
親の躾が行き届いている子どもは、判断力に優れ学校・社会など輪の中にしっかりと身を置き、豊かな人間性を育みます。
 
もし皆さんの中で子どもを躾る際、一般常識やマナーだけを伝えていたという方は、ぜひ皆さん自身の主観も添えて伝えてあげるようにしてみてください。きっとお子さんの反応も変わってくると思います。