こんにちは!
メンタル・サポート協会八王子です。
日本は、歴史を辿ると武道の精神がベースにあり、我慢することは、良いことだとすり込まれています。
その精神は、現代にも根強く残っています。
我慢=強い精神=良いこと
それがよしとされる場合とそうでない場合があります。何でも我慢すればいいってもんでもないと思うのです。
学校に通う年齢(大学生まで)では、規則を守るなど基本的なルールは必要で、まっとうしなければ肉体的にも精神的にも成長しません。
嫌なこともやらないといけないときもあるでしょうし、課題は提出すべきだし、期限も守らなければなりません。
先生から言われたことを理解し、実行していかなければならないことは当たり前です。
しかし、社会に出てから、それが全て当てはまるわけではありません。
社会では組織のトップ、すなわち会社で言えば経営者が必ずいますが、やり方も考え方も様々です。
社長の数だけやり方があります。
やり方や考え方が合わない、理解不能、理不尽で許せない場合もあると思います。上司や上に相談や提案が出来る状況や立場にあるのなら、我慢せずに言うべきです。
我慢したからと言って精神的に強くなるかと言えば、なりません。むしろ、心身が弱くなって身体も思考もフリーズしてしまいます。
それは、嫌な感情があれば、
〇避けたい
〇逃げたい
〇やりたくない
となり、『ない』が身体中を駆け巡るからです。
当たり前のことですが、マイナスのことを考え続ければ、精神は強くなるどころか弱くなる一方です。
本当に精神が強い人は我慢せずに、勇気を出して言える人のことです。
そして、次のステップを考えられる人。
我慢するときは、自分が出来ること、好きなことや自分で選択したこと、決めたことは目標まで我慢して頑張ってみなければいけません。単なる諦めは良くないですが、心身がボロボロになりそうで、その信号が点滅していたら、即座に我慢を止めるべきです。
我慢を止めて、道が開けた時、新しい道に進んでいくことが精神を強くする過程なのです。