こんにちは、柚月です。

「動物を飼っている家庭では優しい子が育つ」とよく言いますが、これはかなり理に叶った言葉。特に犬は過剰に愛情表現してくる動物ですから、一緒に暮していると自己肯定感が上がりやすいというのも頷けます。

 

 

私も小学校2年生から高校2年生までの9年間、自宅でトイプードルを飼っていたので当時を振り返ると思い当たる節が多々あります。

 

生まれたばかりの頃はミルクを与え、一緒に遊んだり、散歩に行ったり。時には躾のために叱ることもありましたが、私が落ち込んで帰ってくると慰めるように寄り添ってくれる時もありました。

 

最後を看取ったときはこれまでに感じたことがないほど深い喪失感を覚えましたが、私はその一生のプロセスを通じて生の尊さを学びました。

 

これはあくまで私の一例ですが、人の心を扱う専門家として客観的な立場から考えても家庭で動物を飼うということは子どもへの良い教育になると考えています。

 

世話をするという一連の行為によって責任感が芽生え言葉の通じない相手を想う気持ちを持つことで豊かな情緒が育まれます。その他にも動物からの愛を実感すれば自己肯定感につながるなど、動物の世話を通じて子どもが得られることはたくさんあります。

 

動物を飼っている方はぜひ積極的に世話をするよう子どもに教えてあげてください。学校では知ることのできない、心の豊かさが身についていくと思います。