こんにちは、大福です。
子どもだけでなく大人まで人生とは課題解決そのもの。
しかし、課題は「こう在りたい」という目標の中にのみ存在しますから、決してネガティブな概念ではありません。
そこで本日は子どもに課題解決力を身につけさせる方法というテーマでお話します。
課題解決力とは、言い換えれば思考の組み立て。
現状を冷静に観察して目標を明確にし、そこにたどり着くまでの道筋づくりや軌道修正を行う力が問題解決力です。
子どもにこの問題解決力を身につけさせるには、子どもが考えている目的に対して「何のために?」という議論を行い、目的の上位概念を理解させるというやり方が有効です。
例えば、以前当協会の生徒に低身長で悩んでいる男の子がいました。まずその子にどうしたいのか聞いてみたら「あと5cm伸ばしたい」とのこと。しかし、その子はもう23歳でしたからお互い「それはちょっと難しいな」という結論に至ります。
そこで私は「何であと身長を5cmも伸ばしたいの?」と聞きました。
すると彼は「モテたい、カッコ良くありたい」と回答。つまり、身長を伸ばすという目的の上位概念を言語化させることができたのです。
そこで再び「モテたい、カッコ良くありたい」について議論します。
するとその子は身長を伸ばす以外にモテる・カッコ良くなれる方法はないかという新たな視点で物事を捉え、課題解決に向かって進みはじめます。
「何のために?」という質問をする時のコツは、相手が話してから一拍置くこと。それだけで相手はスムーズに思考しやすくなります。みなさんもぜひ家族に試してみてください。
