お世話になっている研修講師の方のお話、まだまだ続けます。
昨日は、徹底した準備に現れるプロフェッショナリズムのお話でした。
続いては、実際の研修内容に関するお話です。
普段お世話になっている講師の方は
いわゆる学者・研究者タイプの方ではなく、
自ら実務の第一線で働いている/た方ばかりです。
研修では、そうした経験を活かして、
1、テキストに書いてある内容(抽象度が比較的高い内容)
2、自身の体験談(具体的な内容)
3、世の中一般の事例や概念(抽象度の高い内容から具体的な内容まで。参加者にとって身近に感じられる内容)
の3つを織り交ぜながらメッセージを伝えていきます。
研修という限られた時間では、上記のうちほんの氷山の一角しか話さずとも、
頭の中には軽く書籍一冊分以上の内容が詰まっていらっしゃいます。
語ろうと思えば丸一日でも話はつきないレベルです。
圧倒的な情報量を背景に持ちながら、
目の前の相手にあわせて、取捨選択し、
相手の考えや体験を引き出しながら、
伝える内容と結び付けさせ、
相手の行動変容を促す。
鮮やかなやりとりの背景には、
圧倒的な知識・知見の蓄積があるのです。
つくづく、勉強になります。