キャリア研修ではよく、
"Must" と "Will" と "Can" の
3つの輪のバランスを取ることが大切、
3つの輪が重なる部分が理想のキャリア、
という説明をします。
"Must" というやらされ感だけでやっていても、
成果は生まれないし、
"Will" だけでやっていても、やりたいことが、
その組織の目的と全く違っていたら、
組織にとっても個人にとっても不幸です。
やりたいことと、やるべきことが重なり合っていても、
"Can"が伴っていなければ、実行段階で大きくつまづいてしまいます。
では、どうすればこの3つの輪を重ね合わせられるか?
「どうやったらMustとWillを結びつけられるか?」という議論が
先日ありました。
それは、Willを明確にし、いまいる場所・組織で、
その実現に向けてどのようなチャンスがあるか?
どのようにそのFieldを活用できるか?
を考えることから始まると思います。
Willが明確でなく、Must遵守の意識ばかりだと、
なかなか息苦しいです。
また、組織の視点としても、そうした人は
「使いやすい人」であると思われるかもしれませんが、
「何かを生み出して次を担っていける人」こそが
組織でも求められます。
Willを明確に、日々のあれこれでうやむやにならないように
心がけたいと思います。