全てを捨てても腹の底から欲してしまう、マグマのようなエネルギー。 | Mind Shift
- 先日、人に薦められて次の映画を観ました。
- セント・オブ・ウーマン/夢の香り
- アル・パチーノ,クリス・オドネル,ジェームズ・レブホーン

- ¥1,500
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盲目のひねくれた退役軍人の主人公が、
青年と共に旅をする過程で変化していく物語です。
詳細は割愛いたしますが、
人が「変わる」ということについて
考えさせられる映画でした。
「変わる」ことは、
「良い」「悪い」という問題ではなく、
「どうありたいか?」という価値観の問題だと思います。
でも「どうありたいか?」というのを
簡単に描ける人と、そうでない人がいます。
仮に、一時的に描けたとしても、
すぐに別の気が起きてきて、気がそれてしまいがちです。
この映画の中で、人を動かしたのは、
別の人の確固たる信念と、その人と共に過ごした時間でした。
共に過ごすことを予定していた時間を過ぎても、
「あと数時間、あと半日、あと1日、一緒にいて欲しい」と
自分の計画も、プライドも、全てをなげうって
思わず心の底から声が出てしまうような人と過ごす時間が
人を動かしました。
「変わろうとして変わった」のではなく、
「思わず変わってしまっていた」という表現の方がしっくりきます。
映画のように、よく演出された世界にいない私たちにとって、
変わりたいと頭で理解・決意し、行動していくことは
不可欠です。
でも、それを持続させていくためには、
「思わず全てを捨てても腹の底から欲してしまう」という
マグマのようなエネルギーが心の中にあることが不可欠だと思いました。
そして、マグマのようなエネルギーは、自分一人で自家発電するものではなく、
他の人との化学反応によってしか生まれないのではないでしょうか。
人とご縁を頂けることの有り難さ、幸せを深く確認させてくれた映画でした。
この映画をご紹介頂いた方にも心から感謝します!

