今日も終日家にこもって読書でした。
波頭亮氏著「プロフェッショナル原論」から、
印象に残った言葉を備忘録をかねて記します。
※ここでの「プロフェッショナル」とは、
医者や弁護士、公認会計士、建築家、
コンサルティングファームなど、
「通常一般の人では全く及ばない水準の、
長年の修練によってようやく身につけることが
できるような高度で専門的な知識や技術」を
要する職業とされています。
=============================
・深い知識や高い技術を有し、
しかもその力を公益への奉仕のみに行使することが
求められているのがプロフェッショナルである
・プロフェッショナルが厳しい修練や掟を引き換えに
得ることができるまず第一のものは自由である
・プロフェッショナルは、自分の仕事が生み出す
価値の源泉が全て自分自身の内にある
・一度引き受けた仕事については
どんなことがあっても
絶対に請け負った結果を出さなければならない
という義務を負っている
・一流のプロフェッショナルが設定すべき目標水準は
世の中の最高レベルという線引き以外にはないのである。
逆に言うと、自分が取り組む仕事に関して
本気で日本一とか世界最高の水準を目指すことができるか
どうかが、一流のプロフェッショナルになれるかどうかの
大きな節目かもしれない
・フィーを値引きしてまで仕事を取ろうとするのは、
自分の誇りを値引きするようなものであり、(略)
プロフェッショナルは原則的には一切のフィーの
値引きはしない
・とはいえ、依頼人のフィーの支払い能力が
不十分であっても彼が抱えている問題の内容や事情によっては
どうしても力を貸してあげたいと思う場合もある。
そのような場合、中途半端な値引きをするのではなく、
無料でやることが多い
・最高の名医と言われる医者が執刀医として手術を行う時、
その医者が手術室に入って来てメスを手にした瞬間から
チームの雰囲気が変わるそうである。全員に緊張感と
やる気がみなぎり、チームの誰もがこの手術はきっと
成功するという確信が持てるのだそうだ
・経済的価値ばかりが幅を利かせる社会の仕組みの中で、
経済的効率性から外れた掟を課せられ、非経済的な報酬を
主たる糧として仕事をしなければならない
プロフェッショナル達は、一体いかにすれば公益への貢献
という使命を果たし、自尊の念を持って自由に生きていく
ことができるのか?
答えは明快かつシンプルである。
答えは、「プロフェッショナルはさらに自らの職能を磨き
プロフェッショナルの掟を一層厳しく守るのみ」という
ものである
=======================================
興味深く思わず備忘録が長くなってしまいました。。。
コンサルティングファーム出身で、
今も自らコンサルティング事務所を構えている
筆者の文章全体から感じられることは、
非常にプロフェッショナルというものに「誇り」を
持っているということです。
執筆のきっかけの一つに、以前の同志が、
大手企業の役員等になり、いつのまにか、
経済的収入の過多を軸に職業を判断するようになったことを
ショックに感じた体験がある、
というあとがきからも感じられます。
「世界一の水準を目指す」というのは
ほとんど人にはできないことですが、、
(だからプロフェッショナルが存在するのでしょう。。)
「自分の仕事に『誇り』を持ち、自分なりの『掟』を守り、
誰かのために『結果を出す』」
ということはどんな人でも問われていることだと思います。
「誇り」に思えるだけの「結果」が出せているか?
耳が痛いですが、先には「誇り」と「自由」があると信じて、
一層の研鑽の励みにしたいと思います。