本日は以下の書籍から、時間について。
自分のなかに歴史をよむ (ちくま文庫)/阿部 謹也

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「現在を規定しているものは過去だけではないのです。
未来もまた現在を規定しています。
将来の計画を立てて現在の生活を営む人、
受験勉強のために遊びをひかえ塾通いをする人、
あるいはもっと大きな計画の準備をするために
今日の生活をおくる人たちは、
未来によって現在を規定しているのです」
「チベットの巡礼は片道十四年、往復に十八年かけて
聖地を訪れます。ただ歩いていくのではないのです。
五体投地といって、全身を地面に投げ出し、身長分だけ進み、
そこで祈りをささげ、また全身を地面に投げ出すという進み方で
全身傷だらけになって二十八年間歩き続けています」
チベットの巡礼の話は、本当にそうなのか、
にわかには信じがたいくらい驚きです。
それをやっている人にしか、分からない世界に感じます。
まさにその人の人生。
二十八年間の巡礼、というのはかなり
エッジが立っているように感じますが、
その人の人生はその人の人生のもの、
という点ではみな同じ。
二十八年の間や、その先を見据えるというのは
別に「特別」なことでもなんでもないと
改めて思いました。