第3回みんくるカフェ | みんくるカフェのブログ

第3回みんくるカフェ

さる10月21日に、第3回みんくるカフェが開催されました!コーヒー

参加者は、医師、看護師、薬剤師、保健師、作業療法士、養護教諭さん、薬学生さん、会社員さんなどなど計13名の参加になりました~!!
そのうち、6名が一般の方々、7名が医療職でした。
今回のディベートの内容は、以下のTogetterで御覧になれます。
http://togetter.com/li/61577

1まず、最初のお題は
「医療従事者に必要なバランス感覚~良い医療者とは?」:作業療法士のOさんより。
自分ならどんな医療を受けたいか、どんな医療者にみてもらいたいか?
「良い医療者」とは「好かれる医療者」とは違うはず。しかし患者さんの意向に沿うことも大切。そのバランス感覚が難しい、というところからの疑問でした。

◯みなさまからの御意見:
ニコニコ「家庭医のような生活・家庭背景まで総合的にみてくれる医療者」
ニコニコ「信頼関係は大切だが、適度な距離を保って淡々とみてくれる医療者がよい」
ニコニコ「患者さんに入り込みすぎてしまうと、自分が内的なバランスを失っているように感じることも」(薬剤師)
ニコニコ「患者さんを依存させるのではなく、自立して健康へと向かわせる医療者が良い」
ニコニコ「養護教諭の立場としてはもっと主治医と情報交換ができればよいと感じている」(小学校養護教諭)
ニコニコ「患者の立場としてはまず痛みなど症状を取り除いてほしいと思う。何もしてくれない場合は、納得のいく説明がほしい」
ニコニコ「じっくり話を聞いてくれて、一緒に悩んでくれたり考えてくれる医療者がよい」
ニコニコ「子どもの場合は保健室に来るだけで安心したり、悩みに共感すると『治った!』という子も多い」(養護教諭)
ニコニコ「医療者間での連携をとってくれる医療者がよい(特に在宅医療や高齢者)」
ニコニコ「良い医療者の定義は、普通の病気かガンなどの重い病気かなど文脈で異なってくる」

といった数々の御意見がでました!

◯キーワード
「総合性」「自立を促す」「連携」「説明」「共感」

22つめのお題は
「ICTを使って医療と地域住民をつなぐためには?」:医療ベンチャー経営者Tさんより
ICTを使って医療と地域住民の間の壁をなくしていきたい。地域住民の立場として、医療者側からどのような情報がほしいですか?という疑問でした。

◯みなさまからの御意見:
にひひ「住民側としては、各医療者や病院・クリニックの得意分野/専門医の情報がほしい」
にひひ「どういうときに病院に行かなくてよくて、どういうときに行くべきかを知りたい:セルフケア、予防、救急、生活習慣病の知識
にひひ「病気になったときや出産のときなどじゃないと、医療や健康の情報って知ろうとしない」
にひひ「市民にはどの情報の信頼性が高いか判断できない。保健所や厚労省の情報はほとんど届いていない、あるいは分かりにくい」
にひひ「ネット情報ではなく、専門医などからの信頼ある情報をもとに保健室便りを作っている」(養護教諭)
にひひ「どの情報に信頼性が高いのか判断するヘルスリテラシーを市民側も学ぶことが大切」
にひひ「ヘルスリテラシー教育は誰が行うべきか?医師?保健所?市民活動家?」

といった意見が出ました!

◯キーワード
「ヘルスリテラシー」「セルフケア・予防・救急・生活習慣病の知識」「情報の信頼性」

今回の参加者の中には公衆衛生医の方、保健所勤務の方などもいて、ヘルスリテラシー・健康教育の話は、医療者ー非医療者両方の立場からの意見が出て、たいへん盛り上がりました!!

今後も、みんくるカフェではこういった地道な対話を重ねて行きたいと思っています。
御参加いただいた皆様、ありがとうございました!!

$燃えよ!カテイイ(家庭医)