第1回「みんくるカフェ」開催されました! | みんくるカフェのブログ

第1回「みんくるカフェ」開催されました!

さる8月19日(木)に都内某所にて「みんくるカフェ」コーヒーが開催されました。

参加者は10人で、医師、薬剤師、保健師、作業療法士、管理栄養士、社会福祉士、ビジネスマンの方などなどでした!!
わーい、ぱちぱちパチパチ

1最初のお題は、不肖・私から。
家庭医として働いているが、さらに「ヘルスプロモーションをやりたい!」と。
もっと市民に身近な医療を提供するにはどうしたらいいか?まだ市民と医療の間に壁があるのではないか?という問題提起でした。
議論の方向性は「ITの利用」が有効だろうと。しかし一番ニーズが高い高齢者はITが使えないのでは?という意見が。しかし高齢者でもITを使える人はいる、という意見も。
四国の「葉っぱビジネス」の町の高齢者はパソコンをどんどん使っている、とのこと。
昔の自治会長みたいに、町のITリーダーを作ってみては?という面白い意見が出ました。

22つ目のお題は地域で働いている薬剤師さんから「在宅医療で薬剤師が果たす役割は?」。
外国で行われているスキルミックス(多職種協働、役割分担と権限委譲)の話。
絶対的医行為と相対的医行為の違いについて。
薬剤師は、基本的には「患者に触れてはいけない」と教育される、という驚くような話。
しかし現実には在宅などで、薬剤師もできる仕事があり今後ニーズが高まるだろうと。
オーバーラップしながらも薬剤師が果たす役割は拡大していっていいのでは?という話で、たいへん盛り上がりました!

3最後は作業療法士さんから「当事者(患者)と医療従事者の協働」とは?というお題。
患者の声の3つの相:「従う声」「求める声」「向き合う声」がある(患者-医療者関係)。
「患者の声」に耳を傾けることに関心をもっており、地域の患者会(当事者グループ)に関わっているとのこと。
「患者の声を医療に生かす」という本に、大きく影響されたと。
当事者の声をどうやって生かすか?立場の違いや「専門性」という壁を越えるためには?
別の保健士さんも患者会に参加した経験あり、患者会によって依存度が違う、という意見。

いろいろと話はつきず、またこのような形での、医療多職種での集まり、トークカフェはたいへん新鮮で、またそこに市民側としての医療者以外の方も加わってくれていたため、とても実りの大きい議論になったと思います。

こうして、実際にいろんな立場からの話を聞くこと、そして「顔の見える連携・ネットワーク」を構築していくのもこの会の目的です。
予想以上に、楽しくて、意外性が生まれた素晴らしい会になったと我ながら喜んでいます。

みなさまのまたのおこしをお待ちしています!!パー