心気 | 剣竿一如

心気

 抗ガン剤治療第三クール2日目。今日は栄養科の調理請負業者S社との、マジ喧嘩勃発で開始が1時間半ほど遅れてしまった。怒りに燃える自分の血圧が、30近く跳ね上がって160-120なんて数値になっちゃったモンだから、抗ガン剤の投与が出来ない(笑)。

 まぁ、なんとか気を落ち着け、血圧が上130台まで下がった午後4時に、先陣ペプシド隊の攻撃開始。しかし、腹の中ではまだカッカしているので、どうも耳鳴りがヒドイ。それと手足、顔までむくみ始めた。1時間の攻撃時間が終わり、少し間をおいて午後5時30分第二陣のシスプラ隊の攻撃開始。だいぶん気持ちは落ち着いてきたし、血圧も130台前半で安定。よしよし。でも、耳鳴りと一緒に、少し頭痛がする……。氷枕を交換してもらい、少し目を閉じてみるが、眠れない。抗ガン剤治療中は、開始から5分、10分、15分、30分、60分ごとに血圧と酸素摂取量、針を刺し多静脈の状態チェックが入るからね。寝てても起こされちゃう(笑)。

 2時間経過後、キツイ副作用は出ずに、後詰めのブレオ隊が出陣。このブレオマイシンと言うお薬が、自分にとって一番キツイ。血圧が100飛び台まで急速低下し、そのくせ37度台の微熱と冷や汗が流れ出したりする。ツライって程ではないが、気分が良くなくなってしまう。あ、いや、やっぱり、少々ツライな……。

 ところが、今日は怒りで血圧が高めなので、30分間のブレオ隊攻撃意中も、帰陣後も血圧は120後半~130台をキープ! 怒りが結果的に副作用を防いでくれた(笑)。ふむ、怒りも生存活動には必要な感情だもんな、ってハッキリとわかった。

 11日はS社の中ボス相手の喧嘩が待っている。キッチリとケジメを取らせにゃならんので、抗ガン剤の副作用なんかで衰弱するワケにゃいかん。心の喧嘩支度が副作用を凌駕しちゃいましたよ、ってお話でした。

 ジャデデジャス。ババサズ、ジャデデジャス!
 バレンジャゲベ! ゴセパキョクギンサギササ、ン・ミンチョ・ゼダザ。