帰省で、実家に泊まった朝。
親の寝室の前を通ったときや、一緒に玄関を出入りしたときに、
「ここ、夜は大丈夫
」
そんなふうに感じたことはありませんか?
寝室と玄関は、一日の始まりと終わりの場所。
そして高齢の親にとっては、転倒やつまずきが起こりやすい場所でもあります ![]()
まず見直したいのは、寝室からの動線。
夜中にトイレへ行くとき、足元はきちんと見えていますか?
通り道に物が置かれていたり、暗くて影ができていると、思わぬ転倒につながることがあります ![]()
床には、できるだけ物を置かないこと。
読みかけの本、バッグ、衣類のちょい置き。
若い頃は問題なくても、夜間の暗さと眠気が重なると、危険になります ![]()
そして、照明。
寝室の明かりをつけなくても、トイレまでぼんやり照らしてくれる間接照明や、足元灯があるだけで、安心感は大きく変わります ![]()
次に、ベッドまわり。
立ち上がるときに、体を支える場所はありますか?
サイドテーブルの位置が遠すぎたり、つかまれる物がないと、ふらつきや転倒の原因になります ![]()
玄関もまた、見落とされがちな危険ポイントです。
靴が出しっぱなしになっていたり、段差に物が置かれていると、出入りのたびに足元が不安定になります。
おすすめは、よく履く靴だけを出すこと。
それ以外は、いったん収納へ。
「全部しまう」のではなく、今の暮らしに合った量にすることが大切です ![]()
そして、玄関の明るさ。
外と中の明るさの差が大きいと、目が慣れるまでに時間がかかり、つまずきやすくなります。
照明を少し明るくするだけでも、安全性は高まります ![]()
ここでも大切なのは、「片付けなきゃ」ではなく、「ここ、夜歩くとき不安じゃない?」
という声かけ ![]()
寝室も玄関も、親が毎日必ず使う場所だからこそ、少し整えるだけで、暮らし全体の安心感が変わります ![]()
年末年始の帰省は、親の一日の流れを自然に見られる時間。
できることを、できる範囲で。
安心して眠り、安心して出かけられる環境を、一緒に整えてみませんか ![]()
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