土曜日。
昨日作ったチョコを手に
”彼”の待ついつものところに急ぎ足で向かった。
車に乗り込んですぐに
私「はい、これ・・・バレンタインの・・・」
と手に持っていた紙袋を渡した。
”彼”「ありがと」
と照れ笑い。
・・・かわいい。
それから向かった先は
来月会えないかも・・・
ということで、早速お返しを買いにいった。
でも、あげたことで満足な私はなにもいらなかった。
一緒にいられる時間だけで十分だった。
結局何も買わずに、夕食をとり、
これから、どうするどうする・・・と
決めかねていたら、帰る時間が迫ってきた。
”彼”には言えない思い
・・・キスしたいっ!
二人っきりになれるところ・・・
どこかないかぁ・・・
帰りの車の中・・・ふと見上げると
きらきら光る観覧車。
あそこなら・・・
私「ねぇ、観覧車乗らない?」
”彼”「前にも乗ったじゃん、また今度ね」
・・・撃沈↓↓
今日は、ムリだぁ~。
やっぱ、昔みたいにキスしてくんないんかな。
私「そっかぁ、帰らなきゃだもんね。また、今度ね!」
って、私は笑顔でいったつもりだけど
残念そうなのは伝わったかな。
どうだろ
・・・気づいて~!!
しばらくすると、いつものところ。
お迎えも、帰りも、ここ。
お別れの時間はもう今だ。
私「じゃぁ、またね」
”彼”「うん」
見つめる二人
キスしたいな・・・
でも、だめなんだよね。
しちゃだめ。
でも。
なかなか降りない私。
私から近づけない。
”彼”は気づいてくれない。
私は思わず・・・
手招きをした。
”彼”「え?」
と聞く”彼”
私「・・・」
無言で手招きの私。
”彼”「なに?」
不思議がりながら近づく”彼”の顔
そして、
吸い込まれるように・・・・
ちゅ。
私からだったかもしれない
”彼”からかもしれない
キス
・・・しちゃった。
そこから、火のついたふたり。
でも、すぐ車が通る脇だったし、帰る時間だ。
それに・・・
初めてキスしたあのころのように
とても恥ずかしかった
”彼”の目が見れなかった。
ほほが熱い
・・・どきどきする。
私「また、あえるよね」
”彼”「時間が合えばね」
そっけない返事だけど、
また会ってくれる・・・それだけでうれしかった。
私「じゃぁ、またね」
私は車から降り、彼の車に手を振り
小走りで帰った。
心が躍る。
やばい。
・・・しちゃったぁ~!!
手をくちびるに当ててみる。
今、してだんだ。
”彼”と。
夢みたい。
そう思わずにはいられないほど嬉しかった。