日露戦争のときの外相の小村寿太郎だって、
中国からの政治家に
「お前はちびだな、日本人はみんなお前のようなちびなのか」
とけんか売られたら、
「そうだ、日本人はみな小さい、
が、うちの国ではお前のように、
ただ大きいだけの人間を、うどの大木というのだ。」
と言い返して、こてんぱんにしてるし
こういう風に、日本を想う熱い心をもちつつも、
クールでシャープな頭と言葉で言い返してやり込めるのが、
外交でしょうが~
今の内閣には、
熱い心を持つ人も、
クールな頭でもって、
かっこいい皮肉を言える人がいないんですよね…
普通に生きている分には、
口が悪いことはだめなことだけど、
政治の世界では、
ある程度、口でやり込めないとだめだと思うんです
言い返さないってことは、認めたってことですからね
そういうことを、大陸文化の国々はよく知ってて、
相手にいっぱい非難を浴びせて、いかに自分が正当か
ということを証明することが大事だって、
教育するらしいですよ
それもどうかとおもうけど…
謙譲の美徳とか、わびさびとか、
わたしも大好きだし、
ほんとにすばらしい日本独自の
優美さと優雅さをあらわしていると思うんですが、
世界の中で生き残っていくには、
これだけではなくて、もう一面を開花させないといけないようです
これを鬼手仏心といいます
心では、仏のように愛や慈悲を持ち
すべての人の幸福を願いながらも、
手や口は、鬼のようにばっさばっさと悪いものを切り落としていく
こういうのが、政治家の理想の姿なんでしょうね。
ちょっと恐ろしいですが、
まぁ、こういう役割をする人も必要なんです
・・・つづく・・・