動画を見て下さい。
陸に右ストレートからの左フックを打ってもらっていますが、右のストレートを打つところまでは前回のブログで書いた通りの水平方向への重心移動をしています。
このことで、フックを打つ前の段階では、左足に重心がありますが、速く打つために軸は動かしたくないので、そこから水平方向への重心の移動はしたくはありません。
ではどの様にして重心移動で力を作るのでしょうか。
左の骨盤に注目して、もう一度動画を見て下さい。
右ストレートで重心が移動した左足は、床と垂直方向に軸を作りますが、同時に足首・膝・股関節が少しずつ曲がって重心を下げた状態にあります。
フックは、重心点を左足に置いたままにして、床を蹴ることで縦方向に伸び上がり重心を上に移動させて力を作るのです。
ただし、縦の方向への移動が大き過ぎると、パンチの精度が落ちる場合があるので、私は2センチだけ移動させて打つと教えています。
✳︎ ブログの説明が物足りない方は、YouTube の打撃の学校 season2 (1時間目)基本的なパンチの打ち方をご覧になって下さい。
縦の重心移動のことを、小学生向けに脚の力を使うと表現していますが、伝えたいことは同じです。
つづく