ちょっと想像してみてください。
あなたは技術に自信のある美容師です。
すべての施術が終わって、あなたは自信を持って、仕上がったヘアスタイルをお客さんに確認してもらいます。お客さんはヘアスタイルを気に入ってくれて、めちゃくちゃ喜んでくれました。お会計が終わってお客さんがお店を出る時も「またお願いします!!」って笑顔でお店を後にしました。
でも・・・
そのお客さんは、もう二度とお店に来ることはありませんでした。
こんな経験ってありませんか。
恥ずかしいけどボクにはたくさんあります。
美容師は基本的に自分の事をカットが上手いって思っています。よね(笑)
だってたくさん勉強してるもん。
ボクも今でこそお店を経営していく為の勉強しかしていませんが、かつては毎週のように青山や原宿で活躍している有名美容師の講習会に行っては、流行りの技術をサロンワークに取り入れながら、「オレってマジでカットうめーな」って思いながらやってきました
今思えば、自分は勉強している、自分は技術自信がある、自分は上手い。
そんな自分に自惚れてたんだろうな。
でも、上手にカットできて喜んでくれたって思っていたお客さんは、実は喜んでなかったんだろうな。
だって、あんなに笑顔で帰っってくれた「あの人」や「あの人」や「あの人」
もう二度とお店に来てくれなかったから。
「あの人」の笑顔、や「また来ます」の一言は今でも忘れはしません。
ボクは先日、こんなツイートをしました
このツイートは、かつてのボクに向けてつぶやいたツイートです。
毎週毎週あんなに勉強してたのにって思ってても、お客さんに喜んでもらえなかったら下手クソと一緒だよって。
もっとお客さんの事考えろよって。
そしたら、我孫子の美容室コンクスさんの尊敬するスーパー社長松島亘さんが引用リツートしてくれた。
お客さんが本当に喜んでいるのかそうでないか。担当した美容師が上手いか下手か。サロンを気に入ってくれてまた行きたいって思ったか、もう二度と来るかって思わせちゃったか。
それを決めるのは美容師でもなんでもなく、お客さんだって事。
でも、お客さんは嘘をつけるんです。
本当のことはお客さんしかわからない。
だからリピート率っていうのはめちゃくちゃ大事なんですよね。
ボク個人的には美容室を経営していく上で一番こだわりたい所はリピート率です。だからワタル兄さんのこの引用リツイートにめちゃくちゃ共感しました。
いい店かどうか、カットが上手いかどうかを決めるのはお客さんであって、美容師側じゃない。お客さんにしかわからないサロンへの、美容師への目に見えない感情を数字で測れるとしたら、ボクはリピート率でしかないと思っています。
だからボクはリピート率には創業当時からこだわっていて、スタッフにはしつこい位にリピート率について言い続けてきました。リピート率がお給料にも反映するようにもしました。
でも、リピート率の向上をスタッフ個人に、とくに新人技術者に委ねるのは酷ってもんです。
だって美容師は以外に大変なんすよ。
技術の勉強もしなきゃいけない、後輩の教育もある。その上に自分で考えてリピート率を上げろ!なんてなかなか言えないっス。
だから会社がリピート率を上げるシナリオをちゃんと作らなきゃいけないんじゃないかなってボクは思ってるんですね。
ロディーナは創業当時からリピート率を上げるって意図をもった取り組みをしています。おかげでそれは数字になってちゃんと現れています。
ロディーナの最新のリピート率は
新規客のリピート率が78.9パーセント
再来客のリピート率が93.8パーセント
既存客のリピート率は95.5パーセント
って結構いい感じでしょ。(あ、この数字、美容業界じゃない人は分かりづらいですよね。スミマセン)
ボクが言うのもなんだけど、はっきり言ってロディーナは普通の美容室です。売り上げだってまあまあ普通。
ありがたい事にスタッフはみんな勉強熱心で、コンテストではたまに優勝したり入賞するくらい頑張ってくれてるけど、ヘアカタログや業界誌に載るようなスタイリストは誰もいません。
でも、ロディーナに来てくれてるお客さんにとってロディーナのスタッフ達は唯一無二の美容師なんじゃないかな。多分。
あなたが担当したお客さんの帰り際の笑顔って本当の笑顔ですか?
ロディーナはもっともっとリピート率をあげられるように、お客さんに本当の笑顔が見れるように頑張りますよーーー!
ではまた。