父は79歳

母は74歳


父が健康診断で癌が見つかりました

食道癌

自覚症状なし

胃カメラで発見


来週手術です。


今日、私に母が知らせてくれました。

父は、伝えなくて良いと言っていたらしいが…


父は、いつもどおり元気だそうだ

ショックも受けてないそうだ





私ときたら…

心が落ち着かない。

食道癌について検索しても

文章がうまく読めない。


癌は今は珍しくない病気だし

治らない病気でもない


そんな文章を読んでもピンとこない。

励ましてくれている文章なんだが

『ほしいのはその言葉じゃない』感。



親が癌で悲しいのかオロオロしてしまう。

私がそんな、気持ちでいても事態は好転しない

しかし。この落ち着かない気持ちを切り捨てドーンと構えるのは、

何か違う気がする。



はて?この、気持ちの正体は?

一人静に考えてみる。





父は単身赴任というのもあり

思い出があまりない。


寡黙な父で

会話も少なかった。

父が母に娘(私)とどう接していいか分からないという会話を何度か聞いた。

お互い気を使っていた。

父には甘えることもワガママも言うことは少なかった。

相談もしたことがない。



何を考えているか分からないし

私は、父の好きな事やモノを私は知らない。



そうやって

父と距離があるまま

過ごしてきた事が

ものすごく

悪いことをしているような気持ちだ。



親のことは嫌いではない。

仲も悪くない。

恨んでいない。感謝している。



親と過ごした楽しい思い出が浮かばない悲しさが、今溢れ出してしまっている。

戻らない親子時間が、とても悲しい。


でも…

親に、癌が見つかったのに

自分の事しか考えていない私も大概よね。

似たもの親子なのかもしれない。



今からでも何かを伝えていかなきゃいけないのかもね

親が病気になるまで

先延ばししてきた事を反省します。



向き合わなきゃね