ポーランド・ワルシャワで開催されていた第19回ショパン国際ピアノコンクールの最終結果が発表されました。
今回の栄冠に輝いたのは、アメリカの Eric Lu(エリック・ルー)さん。
2015年の入賞者でもある彼の深い音楽性と静謐な表現は、優勝にふさわしい貫禄でしたね!
そして、日本人ピアニスト 桑原志織(くわはらしおり)さん が見事 第4位入賞 を果たされました。
深い音色と知的な構築力で、ショパンの音楽に新たな風を吹き込んだ桑原さん。
ステージでの一音一音に込められた集中と情感は、画面越しに見ていても息をのむほどでした。
日本からの出場者がこのように世界の大舞台で評価されるのは、本当に誇らしいことですね…!
単なる技巧ではなく「詩情」「構成力」「音の美しさ」といった、
桑原さんはどのステージでも、音楽の本質的な美しさに気付かせてくれた素晴らしい演奏でした。
桑原さんをはじめ、今回の挑戦者たちに心からの拍手を送りたいと思います。
そして、これからピアノを学ぶ皆さんが、世界の舞台に向けて一歩を踏み出すきっかけとなりますように。
https://ミナト.com/
こんにちは、ミナトミュージックサロンです。
本日、ワルシャワで開催中の 第19回ショパン国際ピアノ・コンクール の ファイナル進出者 が発表され、
日本人女性 2 名が進出を果たしたという嬉しいニュースがありましたね!
一方で、牛田智大さんは本選進出はなりませんでしたが、その演奏からは多くの感動と学びがありました。
♪日本人女性 2 名の本選進出 — 進藤実優さん & 桑原志織さん
日本勢として、世界最高峰の舞台で名を連ねることは、私たちにも大きな勇気と刺激をくれます。
桑原さんは、東京藝大を首席で卒業され、ベルリン芸術大学でも研鑽を積まれてきた実力派ピアニストです。
国際コンクールで上位を重ねてきたキャリアもあり、今回の舞台でもその存在感を存分に感じさせてくれました。
特に、深みのある響きと構成力が際立ち、余裕のある音楽が聴衆をぐっと引き込んだという評もあります。
桑原さんの音楽からはは、温かさと優しさと強さ、そして濃密な表現への志が感じられます。
進藤さんは幼少期から国内外で受賞歴を持ち、
2021 年大会でもセミファイナル進出という経験を積んできました。
インタビューなどでは、1 次予選〜 3 次予選を振り返る中で、
「緊張と戦いながらも、自分らしいステージをつくろうと心掛けた」という言葉が印象に残ります。
その演奏には、瑞々しい感性と意志の強さ。まだ若い彼女のこれからが、さらに楽しみになる存在です。
この2 名が本選へ進むという結果は、単なる偶然ではなく、長年にわたる研鑽と自己表現の磨きあげの積み重ねの証だと感じます!
♪牛田智大さん — 結果以上に残るもの
牛田智大さん(Tomoharu Ushida)は、福島県いわき市ご出身。
今回、惜しくも本選進出は叶いませんでした。
しかし、その演奏には光るものがあったと、多くの音楽ファンや関係者が語っています。
牛田さんは本当お若い時から注目され、国内外でリサイタルを重ねてきました。
コンクールにおいては、たとえ結果が最終ラウンドに届かなくとも、
演奏者としての生き様・表現力・個性を問われる場でもあります。
牛田さんのセミファイナルでのある種これまでのご自身から解き放たれたかの情熱的な演奏は、
多くの人の心に残ったと思います。
今回のファイナルでは、協奏曲の他、幻想ポロネーズを全員が演奏するという新しい試みもありますね!
あと少し、ショパンコンクールを全力で応援しつつ、その刺激を教室での学びに活かしていきたいものですね!
https://ミナト.com/
皆さま、こんにちは。ミナトミュージックサロンです。
前回もお話ししました、現在開催中のショパンコンクール♪
一次予選が終了し、日本からは合格者として 5名 が次のラウンドへ駒を進めることになりました。
・牛田智大さん
若手ピアニストとして国内外で注目されている方で、確かな基礎と表現力を持つ演奏が印象的です。「ショパンを弾く姿勢」の作り込みが日頃から丁寧であったという、指導者や関係者からの声も耳にします。
・桑原志織さん
しなやかなタッチや音色の変化を意識した演奏で知られており、選抜段階から注目されていたようです。本人も「ショパンにおける歌うような旋律表現」を課題として取り組んでいたと語っていたとのコメントが、ファン・関係者界隈で見受けられます。
・進藤実優さん
若い世代から期待されていた逸材で、これまでも国内外のコンクールで入賞実績があります。今回の予選通過は、さらなる飛躍の第一歩と位置づけられているようです。
・中川優芽花さん
非常に繊細なタッチへのこだわりを大切にしている演奏をする方。しばしば「音の飛びすぎない、耳を澄ませる演奏」を目指す姿勢が印象的であり、それが評価されたのではないか、という見方もあります。
・山縣美季さん
透明感ある音と、テンポ変化や強弱の自在な制御に定評があります。通過発表後、インタビューなどで「とにかく一音一音を大事に、祈るような気持ちで舞台に立った」と語っていたとの報道もありました。
こうした国際コンクールで日本人が活躍する姿は、教室に通う生徒さんたちにとって大きな励みになります。「遠い舞台だ」と思いがちな海外大会・国際舞台への道、という現実を示してくれているからです。
二次予選以降も皆様期待して応援しましょう!
https://ミナト.com/
こんにちは!ミナトミュージックサロンです。
さて、言うまでもなく、現在は「ショパン国際ピアノコンクール」が開催中ですね!
筆者もこの配信に夢中で、毎晩ライブ配信視聴に追われ、寝不足気味の日々が続いています……
(それでも観ずにはいられないのが、このコンクールの魔力ですね)。
予備予選から本大会に至るまで、演奏の多くはオンラインでライブ配信・アーカイブ配信されており、自宅からも“リアルタイムの興奮”を追体験できます。
筆者も、深夜に「あと1人だけ…」と言い聞かせつつ見続けております。
でも、夜明け前の静けさの中で、画面から響くショパンの響きに心を揺さぶられる時間もまた、特別なものです。
今回のコンクールでは、日本から13名のピアニストが本大会出場者として選出されました。
① 予備予選出場者と通過者
まず、予備予選には日本から 24名 が出場。
その後の審査を経て、予備予選を通過した10名が本大会出場資格を得ました。
加えて、国際コンクールで優れた成績を収めていた3名(牛田智大さん、小林海都さん、桑原志織さん)が予備予選免除枠で出場権を得て、合計13名となっています。
② 出場13名の顔ぶれ(五十音順・敬称略)
以下が、日本から本大会に進出した13名です。
桑原 志織(Shiori Kuwahara)
小林 海都(Kaito Kobayashi)
牛田 智大(Tomoharu Ushida)
京増 修史(Shushi Kyomasu)
中川 優芽花(Yumeka Nakagawa)
中島 結里愛(Yulia Nakashima)
西本 裕矢(Yuya Nishimoto)
小野田 有紗(Arisa Onoda)
島田 隼(Jun Shimada)
進藤 実優(Miyu Shindo)
東海林 茉奈(Mana Shoji)
山縣 美季(Miki Yamagata)
山﨑 亮汰(Ryota Yamazaki)
予備予選免除で出場する 牛田智大 さん、 小林海都 さん、 桑原志織さんは日本勢でも特に注目されているでしょうか…
また、若手では 中島結里愛さん(15歳)という年少出場者もおり、将来性の観点からも注目が集まっていますね!
ミナトミュージックサロンでも、生徒の皆さんと一緒にこのショパンコンクールを“演奏を通して味わう時間”にしていきたいと思っています。もし、「この演奏を一緒に聴いてみたい」「この日本人コンテスタントの演奏をレッスンで取り上げたい」などのご希望があれば、ぜひ声をかけてください。
ともに音楽を深めるひとときになりますように。
https://ミナト.com/