温音所~onesyo~ -4ページ目

先駆者になる日。

先駆者ってどうしたって好き放題言われる。
だから普通の人は踏み出さないし、踏み出しても半ばで挫折する人がほどんど。



それがイベントだってなったら尚更。
ひとりで完結するものではないから。
自分で先陣を切っていく上、賛同を集められない限り始まらない。
大金と大勢の人を動せる必要がある。



イベント関係のお仕事をこの8年位ずっと続けていて、
いろんなイベントを見てきたし、いろんな話を聞いてきた。
先駆者になりたがった人はいっぱいいた。
取り掛かられたものもいくつか見て来た。
だって、成功させたらヒーローだもん。
この業界で花形といわれるポジションで仕事をしてたら、みんな夢見る。


取り掛かられたものもいくつか見て来た。
だけど、私の知る限り、イベントの先駆者になってそれを成功させた事があるのは1人だけ。
ウチの社長です。
だから私はこの会社にいる。








今、後輩2人が先駆者に名乗り出た。
「アカペラ」という、すごくすごく小さなコミュニティー。
そのコミュニティーにいるほどんどが学生で、しかもアカペラ以外との対バンすら嫌がる、
本当に本当に小さな世界でもがいていた。
「学生が主催するアカペラの全国大会」。



最初は絶対に無理だと思った。すべての面で無理と危険しか伴わない。
というか、そもそも本気にしていなかった。ただの学生の夢話。
すごく冷めて聞こえるだろうけど、
現実問題と毎日向き合ってイベント制作をしている人間としての冷静な判断だったと今でも思ってる。



最初に聞いた話はもう最大限のバカだった。大バカでした。
ただ、大バカも振り切っていて鼻で笑う事もできず、しっかり話を聞いてしまったところから全部が始まりました。

でもすぐに「協力してあげよう」と思わなかったのも事実。
もし、協力などして動き始めてしまったら、
後輩達がとんでもなく傷つく事は目に見えていたし、会社的に私が手を出してアリなのか。
ただ、大バカ達はそんな中、自分達で動き始めていました。本当に大バカです。
だから、危険すぎて手を出さざるを得なくなった。



絶対に傷つくこと、とんでもないリスクが伴う事。
今の後輩の実力じゃすべてにおいて無理な事。
それからイベントをするにあたって言っておかなきゃいけない事全て全部話した。
そして
「色んな人がいる。反対する人もいる。色んな人が好き勝手な事を言う。
 イベント当日にすら色んなクレームを受けるはず。成功すらできないかもしれない。
 それでも当日、一番楽しめる自信はありますか?あるなら、もう協力します。」
これが最後に私が確認した事。




帰ってきた返事で私は協力する事になった。
だけど、まず、私が手を出すのなら、会社に話を通すのが筋な訳で。
反対されるのは100も承知でトップである代表に相談。帰ってきた答えは
「頑張ってるんだから無償で協力してあげなさい。会社に売上は立たなくていい」


しかし、私一人ではこの大バカ達の夢は全部叶えてあげられないでしょう。
だから、ただ一人の先駆者だった社長に「手伝ってもらえませんか?」とお願いしてみた。
返事が帰ってくる前にもう動き出してくれました。








代表と社長からしたら、8年この仕事をしていたってまだまだ私なんかペーペーでしょう。
そんな事を言ってくる私が大バカにみえたでしょうね。
ただ、そんな大バカの私に会社が出してくれた結論はそれでした。



そっからもう、どんだけ後輩のバカ達と話したかは分かりません。
危険を伴う事は全部潰しました。
普通じゃ達成できないであろう無理をかしました。
達成してきました。










あす、後輩達2人が、先駆者になろうとしています。
後輩達が最後に笑っていられるように。これからの音楽人生がつながるように。
後輩達の未来へ向けて。
後輩達に協力をしてくれた全ての人とお客様のために。
こんなバカを認めてくれて全面協力の体制を敷いてくれた会社に敬意を称して、
あす、O-EASTで後輩達とイベント制作してこようと思います。










すっごい競技人口少ないんだよ。知名度ないんだよ、アカペラって。
東京で高田馬場のちっちゃい地下室であの子達2人で始めた小さいイベントなんだよ。
それが全国に血の通った支部を作ったんだよ。
募集をかけたらすっごい応募数があったんだよ。
全国で支部大会開催できたんだよ。



すごいでしょ、
うちの後輩とうちの会社。








是非明日渋谷O-EASTへお越しください。

A cappella Spirits! ~アマチュアアカペラ全国大会~ 決勝大会
OPEN 17:00 START 18:00
ADV 3500 DOOR 4000(1D別)


是非。