今日は箸休め記事にしましょうね。
6月21日日曜日 休診 です。
7月は望月が不在にすることが多いです。
今シーズンの清水エスパルスは世の中の摂理を色々と反映してた気がします。
実力と人気は違う。
(J1では中堅から下位クラブだけどJ屈指の人気があるクラブ)
個のスキルが活かせるか活かせないかは環境次第。
(高橋が0点。マテウスがブスケツみたいに持つメリットとロストするデメリットが釣り合わない。etc)
地獄の沙汰も金次第。
(ここは上手く使えてなかっただけの部分もあるのでなんとも言えませんが、浦和神戸町田みたいな補強ができたらまた違うかと)
この辺りは、エスパルスを見ていてしみじみ思いました。
これはもちろん動物病院業にもそのまま当てはまりますね。
ただし、一つ言えるのは、動物病院にはサッカーのように第三者から透明性をもって評価できる絶対的な指標がないので
(サッカーなら順位、得点をはじめとしたスタッツ、入場者数、グッズ売り上げまで全部第三者が評価できる)
人気があるところを選択するのが無難な面は否めないです。
唐突ですが、僕はエスパルスの試合をみるのが至上の楽しみにもなってます。
6月の19日には新潟で大好きな銀杏BOYZのライブに行きます。
でもシーズン中は、そういう楽しみが毎週やってくるというチート状態です。
なんならW杯なんかも昔ほど楽しみじゃないです。
寝ずにみるなんてとんでもない。
日本代表の試合すらDAZNのハイライトでみたらいいかなと思ってるくらいです。
代表と比べると弱っちいエスパルスの試合の方が全然面白いと思うようになりました。
不思議です。
こういう深層心理を考察して、的確な言葉選びで表現したいんですが難しいですね。
例えば、弱いから好きみたいな一般論に当てはめた瞬間に
じゃあマリノスに3点決められてめちゃくちゃムカつくのはなぜかという
論破できない反証を抱えてしまうので
自己矛盾の権化なわけです。
でも一つ言えるのは、共感ですね。
自分のことのように思えるわけです。
僕は自分の運営する動物病院にはこういう感覚を可能な限り意図的に表現できるようにしたいなと考えてるわけです。
「循環器診療が得意です」「整形外科が得意です」という自己表現には全然惹かれません。
何度も言うように「半人前でもよかったら、きてください。雨を止ますことはできないですが、傘持ちくらいならできますよ。」
というスタンスを推していきたいわけです。
はじめに言っときますが、うちは出来ないことだらけですよ。
僕に至っては医療行為自体が好きじゃないです。
今まで幾度となく、このような表現をしてきていますが
これは多分世の中の「〜が得意です」系の獣医さんから言わせれば、愚の骨頂でしょう。
少し話を逸らします。
もう元気なので書きますが、余命10日ほど、手術しないと死ぬ。
でもうちは手術ができないと言うワンちゃんを1ヶ月ほど前に手術しました。
飛び込みで来られましたが、切実に依頼されたので、お受けしました。
数週間食欲不振、誤食を疑い、その2日前に開腹し、腸自体が腫瘍化して腸閉塞を起こしていることを発見。
これ以上はご自身の実力では無理とされて、組織生検をして閉腹。
僕はね、ここまでは何もおかしいことされてないと思うわけです。
僕は外科が好きなので、これは自信を持って言えるのですが
外科医に必要な素質の一つは無理をしすぎない判断力です。
僕がこの先生に対してよくないなと思うことは
無理なら無理で最後まで全力で並走しなかったことです。
普通に考えたら、飼い主さんは絶望すると思いますよ。
無理なら無理で、何とかするという気概について僕は言ってるわけです。
少し掘り下げますが、
僕は外科は好きですが、得意とはアピールしないですね。
むしろ不器用だと本当のことを言います。
「得意」ほど抽象度の高い言葉はなく、相対性を伴ってはじめて輪郭がわかる言葉だと思います。
1次元で得意だと言うのは大概嘘になります。
医療の世界では相対性を伴う医学的な表現は違法になる場合が多いですので、
得意という言葉は意味を為さない場合が多いと考えてます。
灘中でビリの子とそこら辺の公立中学で1番の子だと
多分灘でビリの子の方が圧倒的に賢いわけですが
前提を抜いて表現してしまうので、第三者には本当の実力は理解できません。
少し話を飛躍させて、認定医という制度もそうだと思います。
認定医というのは、その人が臨床的にすごいことを保証する制度ではありません。
臨床に対する態度を評価するためにあるものだと思います。
持ってない人より持ってる人の方が、1次元で捉えると優秀のはずです。
しかしながら、実臨床で全く同じ条件に相対した時に
飼い主さんにとってひいては患者さんにとっていいか悪いかは全く別の話になると言及してるわけです。
うちの院長がすごいのは、多分その理解が無意識にあるところです。
大切なのは飼い主さん患者さんにとっての課題を解決することで
病気を治すということ自体はその通過点でしかないのです。
そして、通過点にあるんだからそこは可能な限り伸ばしていこうという理解です。
稼げている経営者というのは課題解決能力に優れた方が多いと感じます。
偏差値の高いはずの医者や獣医が(そんな高くないという人もいるだろうけど)
稼げない理由はそういう点にあるのだと思ってます。
いやいや、医療は慈愛の精神のみでやって欲しいという老害は相手にしません。
良き医療の源泉の大半は利益にあります。
エスパルス見てたらわかるでしょう?
もしFWがケインで
MFがパブロビッチやルイスデイアスやむしあらやキミッヒなら
DFがスタニシッチや伊藤でGKがノイアーだったら。
もしかしたらJ1優勝できるかもしれませんもんね。
動物医療でのというか、医療での人的資源の差や
医療設備の差はサッカー以上に結果に直結しますよお。
何だか大風呂敷を広げすぎましたね。
思考を展開していくと、哲学を学びたいななんて思い始めて
最近はそういう本を積読乱読しています。
そうすると余計訳わからなくなってきて辛いですね。
では。