獣医師の動物病院裏ブログ。犬猫さんがモノじゃなくなることを夢みて。

獣医師の動物病院裏ブログ。犬猫さんがモノじゃなくなることを夢みて。

こんにちは。
36歳、2014年卒、開業8年目の獣医です。
日々の徒然を無責任に綴ります。
あくまでも一つの意見としてお受け取りください。

 

3月14日土曜日15日日曜日に行われる獣医救急集中治療学会に参加します。

 

院長が両日ともに不在になりますのでお気をつけください。

 

土曜は僕が診察してから行きますので、おります。

 

日曜は長倉先生、阪口先生の診察になります。

 

 

 

春が来そうですね。

 

そもそも1月2月は動物病院業界で閑散期と呼ばれるわけですが

 

もはやあんまりそんな感じもしないです。

 

フェーズが変わったなと感じます。

 

ここから数年かけて、静岡市の中核を担う病院に変化させたいなと思ってます。

 

まだまだなんですが、チロルのあの倉庫からお付き合いいただいてる方もいらっしゃるので

 

面白い物語をみせられてるんじゃないでしょうか?

 

僕はあんまり楽しくないですが。笑

 

ただ、苦労してここまで来ると、色々やりたかったことが現実にできそうで嬉しいです。

 

もう一度言いますが、まだまだなんですが、時間が解決するフェーズまでは来れてると思います。

 

だからこそ、学会とかには積極的に参加したいですね。

 

院長みたいに診察に活かすというより、僕は最先端の流れを知りたいので少し邪な理由で参加しますが。

 

というわけで、本題ですが、春なんすよ。

 

去年覚えてます?

 

マジかと思うくらい車列ができて、何回か警察からお叱りを受けました。

 

警察は地域住民の方に言われたので仕方なくという感じでしたが

 

僕としてはそっちの方が嫌なわけで。

 

だから普通に怖いんですよね。

 

中の戦闘力は1年でだいぶ上がったと思うので、より効率化できていると思うのですが

 

それ以上に来院数が多くなるとまあ無理すよね。

 

1月2月の事実としての数字を見ていると、その恐怖も現実のものになると思います。

 

ということで、例えばフィラリア予防薬が欲しい(うち喧伝してないんだけどね)ついでに年1の血液検査をしたいなんて方は

 

3月中の来院を推奨します。

 

それか平日のこの時間です。

 

17時30分から19時までの間は案外すいてます。すいてることが多いです。待ち時間0のことも。

 

そもそものコンセプトが丁寧にみることなので、診察室も2つの病院です。

 

駐車場は9台ありますが。

 

予約制にもしません。

 

将来的に増築してCT入れるスペースを残してあるので、そうなれば診察室が増えますが、

 

そもそもうちの診察時間って多分普通に長いです。

 

つまり待ち時間も長くなりやすいです。

 

狂犬病とて気を抜きません。

 

狂犬病だからこそです。

 

その辺りをご考慮いただければと思います。

 

あと最後に皆さんに考えていただきたいエピソードを書きます。

 

この前親父の納車に送ってったんですね。

 

納車された後、親父はコーテイングに持ってきました。

 

僕はこのやり方には反対なんですよね。

 

明らかに店側が利益を出せる部分について、こちらの都合で断ったら

 

それはもちろん理にかなっていることではあるんだろうけれど、

 

相手にとって申し訳ないですし、結局何かあったときによくしてもらえない理由には確実になるので

 

自分は端金をケチるなら、気持ちよくやってもらった方がいいなと思うんです。

 

だから僕の車はどれも一番いいコーテイングつけてます。

 

まあこういう考え方も結局最終的に自分の利益を考慮しているので邪なのには変わりないですが。

 

商売人なので、商売やる人にはリスペクトしたいなと思うんです。

 

で、これってフィラリア予防薬やワクチンも一緒だと思うんですね。


わたし、ネットで買ってるんです


個人輸入してます


いや、もちろんプロなんで、みんな笑顔すよ。

 

みなさんどう思いますか?

 

特に動物病院なんて治療費は言い値なので、損したくない方はそこら辺は考慮すべきですよ。


 

これぞ裏ブログ。

 

では。

 

image

 

 

 

 

 

 

原発性上皮小体機能低下症は急性期を乗り越えればいいかというと慢性管理が必要になる場合もあるんでしたね。

 

ビタミンD製剤は効き始めるまで時間差があったりします。

 

だから急性期のカルシウム補正後も数日単位で再評価する必要があります。

 

カルシウムは上がりすぎても危険です。

 

高カルシウム血症は多飲多尿、腎機能悪化、石灰化を引き起こします。

 

だからモニタリングは必須です。

 

再診時には総Ca、可能ならイオン化Ca、リン、BUN、Creを評価します。

 

特にリンはカルシウムの相方的な存在なので必ずセットで測ります。

 

PTHが低いということはリン排泄も低下するはずです。

 

高リン血症は二次的問題を引き起こします。

 

慢性期ではカルシウム値を正常下限〜やや低値で維持するのが安全です。

 

完全正常を目指す必要はありません。再発は起こり得ます。

 

投薬忘れ、消化管吸収低下、ストレス、他疾患併発でバランスは崩れます。

 

痙攣歴のある症例は再発ありきで管理するのがいいとされてます。

 

iPTHは診断に重要だが、治療モニターとしては使わないです。

 

あくまでカルシウムと臨床症状を追うのが重要です。

 

 

↑ 動物病院ペットウェルネスラボのyou tubeです。

 

↑ 静岡市清水区の動物病院 みなとまアニマルクリニックのオンライン診療です。

 

例えば痙攣して来院した低カルシウム症例を考えてみましょう。

 

まずやることは血液ガスを含む電解質評価です。

 

電解質を補正するのってすごく大事なんですよ。

 

例えば腎臓病で高くも低くもなるカリウム。

 

腎臓病の定期検診で測定すらされてないこともあります。

 

Naが異常に高いのに皮下点滴しまくるなんてのも拷問に等しいです。

 

血液ガスを含む電解質評価は非常に大事ですというのを知っておいてください。

 

救急車で病院に運ばれて真っ先にされているのもこれです。

 

さてカルシウムの話に戻りましょう。

 

イオン化カルシウムを確認します。

 

症状があるなら即治療が必要です。

 

使用するのは8.5%グルコン酸カルシウム。

 

静脈投与するわけですが、原液をそのまま急速に入れると不整脈を起こします。

 

必ず希釈し、ゆっくり投与します。

 

目安はおよそ0.5〜1.5 mL/kgを慎重に、心電図モニター下で行います。

 

徐脈や不整脈が出たら止めていきます。急性期の目標は正常上限まで上げることではありません。

 

まず症状を止めることが目標です。

 

イオン化Caが下限〜やや低値程度まで回復すればよいわけですね。

 

過補正は高カルシウム血症という別の問題を生んでしまいます。

 

急性期を越えたら次は維持戦略が必要なこともあります。

 

活性型ビタミンD製剤を使ったりします。開始量は0.05〜0.1 μg/kg SID程度から、カルシウム値を見ながら調整します。

 

経口カルシウム製剤(炭酸カルシウムなど)を併用することもあります。

 

目標は低正常域で安定させることです。完全正常を目指しすぎると高カルシウム血症と腎障害を招くので。