獣医師の動物病院裏ブログ。犬猫さんがモノじゃなくなることを夢みて。

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こんにちは。
36歳、2014年卒、開業8年目の獣医です。
日々の徒然を無責任に綴ります。
あくまでも一つの意見としてお受け取りください。

 

 

このシリーズは東洋医学を身近にすることが目的なので、

 

いつもの西洋医学の学術的な感じより、雑なニュアンスで書いてます。

 

何となく面白そうと思っていただけたら幸いです。

 

昨日は肝火上炎について書きました。

 

肝の気滞が激しくなり、イライラしたり、耳鳴りや激しい頭痛に悩まされたりするんでしたね。

 

似たようなものに肝陽上亢(かんようじょうこう)という症状があります。

 

年寄りって怒りやすくなるっていうじゃないですか?

 

穏やかだった人も然り。

 

それは肝陽上亢(かんようじょうこう) というものです。

 

こちらは上半身は元気だけど、下半身が弱るイメージです。

 

足腰、精力などなど、老化ですよね。

 

肝火上炎も肝陽上亢も肝に気滞が起こることが原因になります。

 

気滞は色んな不調を起こすことを覚えておいてください。

 

心に気滞が起こると、動悸や不眠。

 

脾に気滞が起こると、ゲップやオナラ、めまい(メニエール病含む)、吐き気、胃痛、下痢や便秘など。

 

腎に気滞が起こると、性欲減退、頻尿、残尿感、難聴、耳鳴りなど。

 

気滞の状態が慢性化することが原因で何かが起きている時に

 

西洋医学的に検査で原因が見つけられないと神経性⚪︎⚪︎のような診断が下されることが多いです。

 

体よくストレス性すね笑

 

漢方では気滞に対して「疎肝薬」という気の流れを改善する薬を使うことができます。

 

疎肝薬には気の流れをスムーズにする「行気薬」や

 

気の詰まりをとって痛みを改善する「理気薬」

 

頭部に滞った気を下ろしてあげる「降気薬」などの分類があります。

 

 

静岡市の動物病院 みなとまちアニマルクリニックでは東洋医学的な診察も可能です。

 

西洋医学をベースに、組み合わせで漢方や鍼灸を行います。

 

平日の診察時間内にお受けしております。

 

 

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さて、昨日のブログもお読みください。続きです。

 

肝には気の巡りをコントロールする役割があるんでしたよね。

 

もう一つ、血液を貯蔵する役割もあります。

 

肝はなんらかの事情で血液が不足した時に、必要な部分に血を届けます。

 

また、肝は爪、筋肉と関係しています。

 

肝がいかれると

 

目の疲れやシパシパ、筋肉の強張りや引き攣り、爪のなんだか変な感じ

 

女性なら生理の不調や夢を多く見るなんていう変化があるそうです。

 

肝の血液は眠ってる時、副交感神経が優位の時に補填されます。

 

睡眠不足や過労もダメですね。

 

感情をコントロールする働きや血液を貯蔵する働きは西洋医学的に言えば

 

自律神経の働きに被りますので(怒られるかな)理論的に破綻してないですよね。

 

ちょい自律神経について考えてみましょう。

 

春は季節的な変化や環境の変化が多くなるので自律神経がバランスを崩すのはみんな知ってますよね。

 

自律神経は簡単にいうと

 

アドレナリン、ドーパミン、アセチルコリン vs.  GABA、セロトニン です。

 

vsってよりはアクセル役とブレーキ役でバランス取ってるイメージです。

 

イライライライラ

 

これは怒りの感情で、春の木々がどんどん成長していくように上昇しやすいものです。

 

東洋医学の世界では、突然に怒りがエスカレートする症状を

 

肝火上炎と言います。

 

肝の気滞が激しくなり、イライラ、頭痛、耳鳴り、難聴、不眠などが出てきます。

 

菊花とクコの実をブレンドしたお茶を飲んだり

 

肝火上炎に効果のある漢方薬を飲んだりするといいですね。

 

明日はもう少し怒りについて書いてみましょか。

 

静岡市の動物病院 みなとまちアニマルクリニックでは東洋医学的な診察も可能です。

 

西洋医学をベースに、組み合わせで漢方や鍼灸を行います。

 

平日の診察時間内にお受けしております。

 

 

 

 

 

 

陰陽説についてご存知ですか?

 

2000年も前に生まれた東洋思想です。

 

全てのものは陰と陽に分けられ、

 

全てのものは陰陽のバランスで成り立ってます。

 

春分の日は陰から陽に変わる日です。

 

まあ一気にじゃなくて徐々にですが。

 

ちなみに春って色んなことでストレス受けやすいですし

 

三寒四温なんつって温度変化も激しいですし

 

そういう変化が五臓六腑の肝に影響を与えます。

 

ちなみに東洋医学的な肝は肝臓とは違いますのでご注意を。

 

肝の季節は春、色は青、味は酸です。

 

肝は感情をコントロールします。

 

気や血は正常なら全身をスムーズに巡ってます。

 

肝はこの流れをコントロールしてるんです。

 

つまり肝は体の中の気の流れをあちこちに行き渡らせる役割を担ってます。

 

春の陽気は気の巡りを活発にして

 

それゆえに気分が高揚しすぎたり、逆に気が巡らなくなって

 

鬱々とした症状が出やすくなります。

 

気が渋滞すると気滞

 

気の流れが悪いことを肝鬱と言います。

 

ゆえに、肝は感情をコントロールすると表現されるわけですね。

 

肝っ玉かあさんとか肝が座った人とか、肝が感情と結びついてることを知らず知らずに受け入れて使ってますよね。

 

さて、肝にはもう一つ役割があるのですが、それを明日お話しします。

 

では。

 

静岡市の動物病院 みなとまちアニマルクリニックでは東洋医学的な診察もお受けしています。

 

西洋医学に組み合わせた東洋医学を受けたい方。

 

鍼灸や漢方の処方を受けたい方はぜひ。予約不要で平日に診察にいらしてください。