久しぶりに"ここ"へ帰ってきて
やっぱり思うことは
まだ何者にもなれていない自分への慰め
理想と現実の間でうだつの上がらない日々を
出口の見えない中でも進み続けるしかない
そんな自分へのエールであり
ただの自己満足でしかないことは
とうの昔に気付いていた
昔、夢見た自分を忘れて
何か足りない今を笑って
真っ暗闇を歩き切れたら
何かが変わりそうなんだって
そう言い聞かせながら過ごしてきた
夢や理想なんてものは
本当に些細なことやちょっとした言葉で
ただ過ぎていく時間に言い訳をくれる
そんなまやかしのようなものでもあって
自分は違うってどれだけ信じていたって
時間や現実はいつも残酷で
いつかいつかと待ち続けた未来を
僕は遠い昔に飛び越えて来てしまったのかもと
そんなことを考えたりもして
夢を見て
今があって
夢を見て
また眠れない夜を過ごして
夢を見ることに疲れて
手放した今を受け入れられなくて
それでも残ったそれなりの幸せを疑って
また変わらない毎日が僕を待っていて
でもきっと僕はまた夢を見て
この一つ一つの文字に想いを託して
また今日も眠れない夜と気怠さが残る朝に
明日を生きられるだけの力で歩き出そう