支援があるとはいっても

それである程度余裕を持って暮らせるわけではなく、

その辺りについての世間の考え方は甘いのかなと思う。

 

夫が働けなければ必要なお金は妻が捻出することになるし、

一緒に暮らしている彼が働けなければ彼女が捻出することになってしまう。

 

子供がいる家庭であれば、子供が成長するにつれて

まとまった大きなお金も必要になってくる。

 

普通であれば、 『共働きで協力し合って。』 ということも出来るのだろうが

そういうことも出来ない状況に置かれていることへの重さというのかな。

そういうのは何にも解られてはいないと自分は感じたかな。

 

支援という制度があっても、当人が拒否すれば家族は受けることが出来ない。

そして家族が全部それを負担することになる。

そういう状況もあることの想定ってないでしょ?

 

通院して治療するのにもお金は掛かる。

簡単に入院と言ってはくれるけど入院するのにもお金は掛かる。

生活していくのにだって当然お金は掛かる。

 

全部必要な事だしそれは仕方のない事だけど

それがどこから捻出されてくるのかというのはもっと考えられるべきだと自分は思うし、

そういうところに触れられないで何が専門家なのか本当に解らない。

 

そういう状況があって、どう治していこうかだからね。

 

それから、自分だけの思いで 迷惑かけてるとか いなくなればというのは無しにしてほしい。

それは家族のことを考えているようで考えていないと自分は思う。

 

お金が掛かってしまうのは仕方がないこと。

家族の思いというのをもう一度よくみてほしいし、

何のためにそうしているのかは解ってほしいかな。

 

 

 

例えばの話で

 

本業で働いていて副業でアルバイトもしなければなりません。

そこまでしないと家計がもう成り立たない状況だったとして

 

働いて、そこからアルバイトで時給1000円のところで1日2時間、週5で働きます。

 

単純計算で

2h×5日×4週=1ヶ月で40h

1000円×40h=1か月で40000円

40000円×12ヶ月=1年間で480000円

 

金額でいえば1年間で48万円プラスにはなります。

1年間でみれば有るのと無いのでは大きな差にはみえるかもしれないけど

これが必要な額の足しになるかどうかは人によってはわからない。

一応、10年続ければ480万円という大きな差にはなってくる。

 

計算でいえば簡単な話にはなってしまうが、

実際にこれをやる大変さと自分自身への負担、重さはよく考えなければならない。

 

1ヶ月40h×12ヶ月=1年間で480h

 

日数にすれば 

480h÷24h=20日

1日8時間労働として計算すれば 480h÷8h=1年間で60日

 

今の状況から、1日2時間のバイトを周5日やろうとするだけで

これだけの負担が自分自身に増えることになる。

 

今、毎日やっていることを変えず増やすのであれば

1日24時間という中で2時間まるまる働くということが増える。

自分の時間を削って捻出するのか?睡眠時間を削って時間を捻出するのか?

当然自分が壊れていってしまう人も出てくるだろうし、そうならない人もいる。

 

工夫して上手く調整して時間を捻出出来る人もいるだろうし

今普段やっていることを変えることが出来ない人だっている。

 

何も時間を捻出するために上手く工夫することばかりが良いわけでもなくて

変えてしまうことで、せっかく均衡のとれていた全体のバランスを崩してしまうことだってある。

だから今を変えないようにしつつ働くことだけを選ばなければならないということもある。

何もこうすればいいということばかりではないので難しい。

 

『これだけのことをしなければならない』 ということと

『1か月で4万円の足しにはなる』 ということを天秤にかけてどっちをとるか。

 

実際は お金がいくら。時間が何時間。 というだけでは済まない話。

 

本業で働いた後に いつバイトするの?

そのまま直で2時間バイトするのか?

一度帰宅して夕飯を作ってからバイトに行くのか?

子供がいたら先にお迎えに行かないといかないかもね。

 

バイトが終わっていったい何時に帰ってこられるのか?

洗濯はいつできるの?お風呂掃除やかたずけは?

子供のプリントにはいつ目を通すの?先生へのお返事はいつ書くの?

いつ寝れるの?何時間睡眠摂れるの?

 

幼稚園・保育園へ送り届けます。

お支度させるのだって小さい子には一苦労。

朝食どうするの?

お弁当を持たせる高校生ぐらいの子供がいたら

何時に起きて何時までに用意するの?

自分の出社する支度もあるよね。

 

そういう光景が当たり前にその人にあるって想像が薄いんだよね。

そういう中で働く2時間の大変さについてはどう考えるのよ。

 

お花畑専門家はそこまで寄り添って置かれている状況について考えてくれていますか?

寄り添うと簡単に口にするけどいったい何に寄り添うつもりなのかね。

 

1人1人状況と出来ることは違う。

その人が追い込まれないように考えられることも違う。

 

そういう大事なことをちゃんと考えて選択しなければ当然壊れていってしまうよ。

誰もそんなこと指摘してはくれないし教えてはくれないんだから。

大まかな経済支援

 

①傷病手当金

②自立支援医療制度

③障害年金

④失業手当

⑤労災保険

⑥生活困窮者自立支援制度

⑦生活保護

⑧精神障害者福祉保健手帳で得られる支援など

 

 

本人が拒否すれば家族の一存では受けられないかも。

 

復職、転職支援などもありますが

そこまで病状が落ち着いていなければ

状況を悪化させてしまう可能性があるので要注意。

それは次の段階という事で焦らない、焦らせないほうがよいのかも。

 

各自治体の窓口や、各都道府県の精神保健センターなど

相談できる場所もあるので

不明点などはそちらを利用してみるのもよいかもしれません。

 

 

うちの場合は何も利用しませんでした (利用出来ませんでした) ので

自分がわかるのは自分でどうにかする方法ぐらいでしょうかね。

 

あくまで本人、家族合意のうえでで進められる話なので

本人の意思を無視するわけにはいかないことかなと思います。

1つ1つのことは問題なく出来るようになるんだけど

同時にいくつか重なってくるようなときは

少し注意して見ていてあげられるといいかなと思います。

 

仕事なんかもいくつか任されているようなときや

同時に進めなければならないようなときは

いくら良くなったとはいえ精神的圧迫を感じやすいかもしれないので、

本人の様子の変化と 余裕があるかないかは

気に掛けられているといいかもね。

 

とはいっても、自分自身そこに神経を注ぎ続けているのも

サポートしている自分自身の負担にしかならないので、

あまり過敏になりすぎなくてもいいのかなと思います。

 

自分基準で考えるのであれば

自分を1として3倍ぐらいは疲労を感じやすいであろう感覚で

見ていてあげられるといいかもと自分は思っています。

 

基本はもう自分で身についていると思うので

その分自分が動いてフォローしていこうと

あまり自分自身にプレッシャーを掛けなくても大丈夫ですよ。

自分の体も大事なんだから。

 

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相手が調子が良かろうが悪かろうが

自分と向き合ってくれなかろうが

特に変わらない生活基盤を作ることを考えないと

サポートしている自分が苦しくなるだけね。

 

なので、まずは相手のとこは一旦置いておいて

自分自身がおかしくなってきているのを立て直すのが最優先だと思います。

 

自分もおかしくなっていた時期があったけど

そこから自分で戻すまでは大変になってしまうので

今のうちにどうにかしないとさ。

 

状況がわからないからなんとも言えないけど

自分がいる意味があると思って生きてはいないよ。