敢えて21日の菊花賞の記事を掲載するのは、実は、この日の午後3時前に京都競馬場に行き、パドックとレースを見て、流石ルメールと実感したからです。

 

1周目、逃げていたルメールが騎乗の馬番17ドゥレッツァが2周目の2コーナーから3コーナーにかけて3枠の2頭に抜かれた時、これで馬番17ドゥレッツァは消えたと思ったのです。

 

最後の直線でピンクの帽子が走って来たときは、8枠の別の馬番15ファントムシーフ(9着)か馬番16ショウナンバシッツト(11着)だと思いました。   

 

そしてゴール前、ドドッと目の前を走るのは、横山武が騎乗の1番人気で3着の馬番14ソールオリエンスと、武豊が乗る馬番15ファントムシーフ(9着)。

 

https://www.youtube.com/watch?v=rX5MejpWg4o

 

パドックからの映像
https://www.youtube.com/watch?v=Zc3E06KnRuw

私は馬番7タスティエーラ(モレイラ騎乗、2着)から馬連とワイドを流していましたが、パドックでは休み明けからかこの映像にはないですが一時立ち上がらんばかりの興奮。これは無いとしょぼんでした。

 

それにしても再度言いますが、流石ルメールの騎乗か、それとも馬番17ドゥレッツァの強さか。

 

東スポ記事

募集時410キロのドゥレッツァが菊花賞を制覇 

今だから言える〝転機〟とは?
2023/10/25 (水)

https://tospo-keiba.jp/northern-farm/37952
【ノーザンファーム天栄・木實谷雄太コラム】
(前段省略)
 さかのぼって22日の菊花賞はドゥレッツァがクラシック3冠目の締めくくりで勝利を飾ってくれました。

 

未勝利戦から一気の5連勝でのGⅠ制覇。昨年の今ごろ、ここまでの快進撃を予想できた方はいなかったのではないでしょうか。それくらい大きな成長を感じています。

 キャロットクラブで募集された当時の馬体重は410キロ前後。牡馬にしては線の細さが目立ち、どこまで成長してくれるのか…というのが率直な感想でした。

 

ノーザンファーム空港牧場で馴致(じゅんち)、育成が進められ、昨年の9月にデビューと比較的順調な部類ではあったのですが、調教やレースでの疲れの回復に時間がかかるタイプで、次のレースに向けての調整に苦心。2勝目に向けて出走を予定していたセントポーリア賞に使えなくなるなど、体質面の弱さに向き合いながらクラシックシーズンを過ごしていました。

 そんなドゥレッツァの成長をグッと感じたのが前走の日本海Sを勝った後の状態です。

 

これまでであれば、背腰を中心に疲れがたまり、1か月くらいは次の予定を決められずにいたのですが、回復が早く、早々に次の出走時期のメドを立てることができました。

 

そして回復が早くなった分、乗り込み量を増やすことができ、さらなるパフォーマンスアップを見込めると判断して、菊花賞に挑戦することになったのです。

 しかしながらデビュー当初の感触からすると、随分と早くGⅠに出走できたなといった感じだったのが正直なところ。

 

出入りの激しい展開になりながらも、上がり最速の脚で快勝したレース内容には驚かされました。改めて能力の高さを感じているところですが、一方でまだまだ伸びシロも大いにあり、今後の成長と活躍が楽しみでなりません。

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~