HPである調べ物をしていると、偶々、一昨年の文春オンラインの記事、「三億円事件」に出会う。

 

あれっ? 半世紀前世間を騒がしたこの事件は時効とはなったが、犯人は警察官の死んだ息子で決着のはずだが、何のごたくを並べているのだろうと思い、その長たらしい前編と後編を読んでみた。

 

何のことは無い。犯人は警察官の息子Mではないとの恐らく書き換えられた記録に基づいて論じた故、無意味である。

 

以降は、かっての私の三億円事件記事に加筆や修正・削除した記事である。

 

削除箇所は

「名古屋・暴走無差別殺人未遂事件」
~表に出てこない父親は、不祥事続く愛知県警の幹部

2014年2月23日日曜日の白昼、大勢の人でごった返すJR名古屋駅前の歩道を自動車が暴走し、男女13人を次々はねるというショッキングな事件。

 

私のその三億円事件記事

「警察官の息子というと」
2014/02/26 著

 

 

1968年(昭和43年)に発生した「三億円事件」が、いまだ未解決事件として文春オンラインで語っていたのでびっくりした。

 

この事件は、白バイ警官に扮した若い男Mが、日本信託銀行府中支店が東芝府中工場従業員のボーナス約3億円を輸送中のセドリックに近づき「爆弾が仕掛けられている」と警告。

 

 

車の下に潜り込み、発煙している爆弾らしきものを取り出し、銀行員らを退避させ、それを尻目に3億円を積んでいる車に乗車し逃亡したもの。

 

そして事件発生から11日目に、白いヘルメットを被った犯人のモンタージュ写真が公開された。

 

処が時効成立後、このモンタージュ写真の男は、既に事件の1年半前の1966年に死亡しており、生前、銃刀法違反で逮捕されたときの写真だと言う。つまり、警察とマスメディアは、時効が成立するまでの7年間、隠蔽していたことになる。

 

更に言うと、事件のあった1968年(昭和43年)死んだ息子の写真をモンタージュに使われた家庭でのこと。

 

モンタージュ写真が事件の11日目の12月21日夕方のテレビで流された時、母親は「あっ」と驚き、死んだ息子の名前を何度も呼んだそうだ。

 

晩酌中の父親にテレビを見せると、父親は「3億円の犯人でいいから、生きいてくれた方が良い」と言いながら泣いていたそうな。妹は、街中が死んだ兄貴の写真だらけで気持ちの悪い思いをしたと言う。

 

それを知らない警官たちは、この一枚の別人の写真を片手に捜査し続けたのだから、犯人は捕まるはずはない。

 

この死んでいる写真の男に注目させ、犯人から目をそらさす意味することは、この「三億円事件」には、警察が何らかの形で加わっていたことの証である。

 

※写真右が、事件5日後、青酸カリで死んだ犯人少年M
 

処が、三億円を運搬した4人の銀行員などの証言に酷似した、立川の不良グループに加わる19歳の少年Mが浮上した。

 

処がその少年Mは警視庁幹部の息子で、大ぴらにする訳にはいかないので、当該別人の写真が使われたという。


問題は、三億円事件から五日後である。

親父が警察幹部(第八方面交通機動隊の中隊長・白バイ警官)の19歳の息子Mが死んだ。

 

刑事が逮捕状を持ってM宅を訪問。処が母親は息子Mが在宅なのに留守と言い、刑事を追い返す。刑事は、Mは警官の息子だから逃げはしないだろうと思い「明日、出頭させてください。」と言い残して去る。


その警察幹部の親父か帰宅してからドタバタして間もなく救急車が来た。

 


 

息子Mが死んだのは青酸カリで。その青酸カリの包装紙には息子の指紋はなく、警察幹部の親父の指紋だけである。


にも拘わらず管轄の警察は、息子を自殺として処理。警察幹部の親父の立会いのもとで息子が自殺したことになるが。
 

息子Mの葬儀の時、3億円を運んだ例の4人の銀行員達を小金井署の刑事に変装させ、遺体の面通しをする。

 

その結果が一覧表になっている。目が何%似ているとか。4人共、M本人であるとの確率は80%~90%であった。

 

そこで少年Mのアリバイ調査をするが、車の盗難や犯行時間帯が空白で、アリバイが成立しない。単独で動いていたなら当然である。

 

この悪ガキ息子Mは、生前何度も警察に逮捕され豚箱入りの常連。取調室では机をたたいてタンカを切ったことも。


そのような男に、逮捕状が出たからといって自殺すると考える方が異常である。

 

警察官の父親が、青酸カリを息子Mに飲ませたのである。

 

少年Mの父親が警察官で交通機動隊中隊長である。
この父親は、板金工場の工場長と親しく、そこから入手した青酸カリ。
この父親に取材を敢行したところ公安部出身の父親に「公安部全体で戦ってやる。やれるもんならやってみろ。」と玄関先で怒鳴られたという。

https://www.tv-tokyo.co.jp/plus/entertainment/entry/2021/024032.html

 

時系列に振り替えると、三億円事件が起きた日から5日目には、少年Mに逮捕状が出ている。と言うことは、三億円事件の犯人は少年Mで確定のはずである。

 

処が、モンタージュ写真が公開されたのは事件の11日目。少年Mの死亡後6日目。これは何を意味するのか。

 

少年Mには逮捕状まで出したのだからモンタージュ写真の公開などは不必要ではないか。犯人少年Mは既に死んでいるではないか。

 

処が、以降、捜査本部はあれやこれやと例えば無関係な者を重要な容疑者としてひっぱったり、こじつけたりの展開でマスコミを賑わせ、---

 

 

 

--- 国民の眼を次から次へとそらし、昭和50年の時効まで引っ張ったのである。


改めて申すと、事件後5日目、裁判所が息子Mの逮捕状を発行した時点で、犯人は息子Mであると断定していたのである。

 

銀行員などが警官の息子Mの遺体に面通ししたのは、息子Mの犯行である裏取りある。

 

処が、捜査官の意に反して、父親の警官が息子Mを青酸カリで殺してしまった。

 

ここで捜査官が「三億円事件の犯人は警官の息子Mで青酸カリで自殺した」と公表したらどうなっていただろう。

 

マスコミによる追及が待ち構える。

◎本当に自殺なのか?

◎青酸カリの入手先は?

◎3億円はどこにいったのか?

 

恐らく大混乱になっていただろう。

無論、警察の社会的信用問題にも拘わる。

このような事態を避けるため、急遽諸検討した結果が、三億円事件の犯人は少年Mではなく、他にいるということであり、少年Mとは別人のモンタージュ写真が作成され、少年Mの死亡後6日目にようやく公開できたのである。

 

他方、犯人捜査の名目で一斉に一般家庭訪問をする絶好の口実にもなる。これは警察が良く使う手法である。

 

当時と言えば60年に安保闘争。

その後、1968年-1970年は全共闘運動大学紛争の時期。

つまり警察の仕事は、恐らく学生運動や反政府組織・団体のアジトの探索などの公安が主体であったろう。


参考:同志社大学でも、68年藤本敏夫が帝全学連委員長に就任。大学を黒ヘルがバリケード封鎖。大学では授業が無く、単位取得はレポートでという時代だった。藤本敏夫は72年加藤登紀子と獄中結婚。

 

知床旅情 歌 加藤登紀子
https://youtu.be/d2fIZ5N6Za0

 

 

 

尚、殺人でも警察の自殺処理はお手の物である。

 

典型的例が、安倍内閣で何度も自殺処理された。

第一次安倍内閣=証人抹殺内閣
2022-07-29 

https://ameblo.jp/minaseyori/entry-12755680356.html
(この記事の後半に書いてある)
安倍首相が、自民党総裁選で叫んだ言葉
『私にはやり残したことがある!』
そのやり残したこととは?
結論から言おう! 小泉純一郎の首相時代、小泉の犯した売国犯罪への追及を阻止すること!

 

つまり、第一次安倍晋三は、要の者を殺し、警察に自殺処理をさせ、その追及を避けるためにも退陣したのである。

 

そうそう、書き残したことがある。

この三億円事件で、消えた三億円は誰がせしめたか?

少年Mの父親は、三億円を誰に運んだか?

警察庁長官? 法務大臣? 総理大臣?

 

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三億円事件マンガ
https://youtu.be/OFq9RlL_HDs
三億円事件にせまる
https://youtu.be/QtH70968hSc

 

3億円事件 53年目の真実 前編 文春オンライン
戦後最大の未解決事件「3億円事件」の新事実… 難航する捜査の中で警視庁に集められた「5人の男」の正体とは?

https://bunshun.jp/articles/-/45991

3億円事件 53年目の真実 後編 文春オンライン
3億円事件“本当の真犯人”だけが知る「答え」とは? 事件現場に発煙筒とともに残された“ある物”の正体

https://bunshun.jp/articles/-/45992

 

下記は、この記事を書いた2014年当時は閲覧出来たが、改めて今クリックしてみると削除されたもようです。

●「三億円事件」捜査線上に浮かんだ警察幹部の息子
https://www.youtube.com/watch?v=KUfZAX1WKbg
●3億円事件は解決していた!!
https://www.youtube.com/watch?v=xK05u4uyVC0
●戦後最大のミステリー3億円事件①
http://www.youtube.com/watch?v=D4UasKXZCR4
●戦後最大のミステリー3億円事件②
http://www.youtube.com/watch?v=gWSj7Y7g4WU