話は十数年前に遡る。

私は毎年お盆には帰郷し、空き家になっている屋根の塗装をする。


ある日、私が屋根を塗装していると、その前年も前々年も路地を日傘をさし、和服で通る当時70歳前後の女性をその年も見かけた。

そこで屋根の下で空き家の管理を依頼している草取り中の私より6歳年上のおばさんに尋ねた。

「カラフルな日傘をさしている女性がいるね。この辺の人?」
「あぁ、6軒東隣から右に入ったとこの後家さんだよ。」
「あんな派手な格好でどこに行くんだろう。」
「医者さ行くべさ。」
「ヘェ~、毎年、見かけるけど。」
「婦人科と内科だ。」
「どこが悪いの?」
「どっこも悪くね。」
「何でまた。」
「婦人科はそこの病院の息子が帰ってきたし、内科はあっちの病院の医者が若くていい男だから。」
「どこも悪くないのに?」
「んだ、ちょして(触って)欲しくて。皆、知ってる。」

驚きましたね。女性の長寿は若い男と触れ合うこと。

 

他方、高齢者の医療費増大には、このような因果関係もあったこと。成る程、中高齢女性は医者が大好きなわけだ。

 

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何故女性はボケるの?
2014/10/01

https://minaseyori.blog.fc2.com/blog-entry-2892.html
医療用語を知らない私たちが言う『ボケた』と称する『アルツハイマー病』や『認知症』は何故圧倒的に女性に多いのか? 何故男性に少ないのか?

 

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医療(1)『鬱(うつ):医師に騙される女性達』
2019-09-10 

https://ameblo.jp/minaseyori/entry-12523465321.html

 



英国のBBC放送は、日本女性のこの現象を称して、「この目新しい病気は世間に認められただけでなく、ややおしゃれだという雰囲気さえ微(かす)かに漂わせていた」と揶揄(やゆ)している。

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以前に書いた高血圧に関しての私の記事
「実は有害な健康診断と検診の罠」 2015/12/15(火)

https://minaseyori.blog.fc2.com/blog-entry-3290.html
(一部抜粋)
(世界保健機構WHO数値)
『こんなに変わった高血圧の数値』より一部抜粋

http://www.fuketakashi.com/index.php?option=com_content&view=article&id=52&Itemid=57&limitstart=3

1970年代に入ると、世界保健機構(WHO)が、最高血圧を160以上、最低血圧を95以上と規定したことから、日本でも160/95以上を高血圧とするようになった。

 

つまり、この時点で、正常とされる数値の幅がやや広がってしまった。しかし、この160/95以上が、その後長いこと国際標準とされていたので、いまでも高齢の方はそう考えていると思う。

1993年になると、WHOと国際高血圧学会(ISH)が、新しい分類法を発表した。

 

血圧の正常値を「最高血圧が140未満、最低血圧が90未満」と大幅に変え、最高血圧が140、最低血圧が90のいずれかを超えたときには、「境界域高血圧」と呼ぶことになった。

これは、正常値と異常値の間に、グレーゾーンを作って、より血圧の診断を緻密にしたわけだが、これをなんと日本では悪い方(つまり医者がトクできる)に解釈することしてしまったのである。

厚生労働省の保険局国民健康保険課が監修する小冊子に、『血圧と健康』というがある。

 これによると、「血圧は個人差がありますが、WHOでは、最高血圧が140以下、最低血圧が90以下を正常血圧、最高血圧が160以上、最低血圧が95以上を高血圧としています。

 

その中間は境界域血圧と呼びます」と、いかに「境界域血圧」が悪者のようになっている。

が、WHOの指針は、血圧が140/90を超えると「境界域高血圧」と呼んで、「毎日の生活に気をつけましょう」ということにすぎないのだ。

ところが、いつのまにか日本では最高血圧なら140、最低血圧なら90の、いずれか一方が超えても高血圧ということになってしまったのである。

 つまり、グレーゾーンも異常値に含めてしまう方向に進んでしまった。その結果、かつては治療の対象とならなかった人が、血圧が140/90を超えただけで、定期的な血圧測定の対象にされることになったのである。

 2004年、日本高血圧学会は、診療指針を改定し、65歳以上の高齢者については、「降圧目標値」(下げるべき数値)を従来のグレーゾーンの「140~160」から「140未満」に引き下げた。

ところが、奇妙なことに、この診療指針には「この目標値が妥当かどうか、現在のところエビデンス(証拠)がない」と書かれている。

これを数値のトリックと言わないで、なんと言おう。

そしてそして、1987年当時170万人だった高血圧患者数は現在インチキ診断で、なんと、3000万人も医者通いをしているのです

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この高血圧のインチキについて、週刊現代が簡潔に書いているので、その部分のみ以下に抜粋し掲載する。

基準を変えて患者を増やす(高血圧診断と処方薬)


「もうこの30年ほど、医学界では本当に意義のある新薬がほとんど開発されていない

 

ディオバンが問題になった降圧剤についても、'80年代までは血圧160以上が高血圧だったところを、『140以上はグレーゾーン』というふうに基準を緩めてクスリの需要を作り出したわけです。

 

これによる製薬業界の儲けは何十兆円にもなります


それまで「異常ナシ」の診断を受けていた人が、基準値の変更で突然「異常アリ」にされてしまうのだ。

コレステロール値についても同じことが指摘されている。'70年代には総コレステロールの基準値は血液100mlあたり260mgだったが、'90年に220mgに変更となった。

高脂血症治療薬の「メバロチン」が発売されたのは、そのわずか半年後のことだった。現在でも高脂血症治療薬は、国内だけで約3000億円の市場規模を誇るドル箱である。

医療関係者とて聖人ではない。

彼らは、カネのためなら病気を作る。

 

クスリが増えるほど、患者も増える—この事実を知っておくことが、クスリ漬けにされないための大前提である。「週刊現代」2014年4月5日号より
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/38865

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https://minaseyori.blog.fc2.com/blog-entry-4308.htm

2019/09/10 15:20