おはようございます。
昨日は漢方茶ブレンド体験へ行ってきました。
養生や東洋医学に気後れする理由の一つが「難しそう」だと思うのです。
私なんかは特に漢方や薬膳の話になるともう「???」と、頭がこんがらがってきます。
でも、養生を始めて知識がついてきて、漢方にも興味が出てきました。
お茶なら気軽に始められるかな、と思って行ってきました。
まずは春の不調の原因のお話から。
春は人生の節目のイベント、卒業・入学・進級・就職・転勤・・・etc、色々あってストレスを受けやすい時期。
春分の日から夏至に向かってどんどん日照時間が増えていく時期でもあるけれども、まだまだ寒い日もあったりして気温の変化が激しく、これもストレスになります。
すると自律神経が乱れやすくなります。
自律神経というのは生きていくための体の仕組みのようなもので、交感神経(アクティブ)と副交感神経(リラックス)に分かれるのですが、ストレスを受け続けるとこの二つのバランスが取れなくなって乱れます。
体には「肝」という、血を作り蓄える臓器があります。
他にも自律神経やメンタルを整える働きもあります。
春になると肝の働きが活発になるのですが、ストレスが大きすぎると肝が働きすぎて機能が低下してしまいます。
そのため不調が出やすい、ということになります。
肝の働きを助けるためには苦みのある緑の食材や赤の酸味のある食材を食べるといいです。
山菜・菜の花・セロリ・アスパラガス・春菊・よもぎなど、ちょうど今の時期の旬の食材ですね。
赤の食材は苺・梅干し・酢・トマトなどです。
肝の機能が落ちて作られるはずの「血」が少なくなって不調になるということもあります。
そんな時は、人参・ほうれん草・黒きくらげ・いか・あさり・ひじき・なつめを食べて補うといいです。
ただ養生ダイエットでは果物も生野菜も陰性なので苺は楽しむ程度、トマトは加熱してソースなどにするといいです。
酢の物は砂糖ではなくみりんで甘味を加えると甘さを遠ざけられます。
胃もたれしている時は梅干し、または梅醤番茶(梅干し・生姜汁・醤油を三年番茶で割る)がいいです。
肝は「休ませる」のが機能回復には一番ですので、あれやこれやと食べ過ぎないのも大切です。
養生ダイエットの話も終盤少し混ざりましたが、今まで「???」だったのがクリアになって、ますます勉強したいと思いました。
お茶はベースのお茶に数種類の生薬を自分が気になる症状に合わせて効能のあるものを選んで混ぜるので、不思議な味。
講義中に飲んだのは、黒豆茶(めぐらせる効果)をベースに、なつめ(冷え)・クコの実(アンチエイジング)・ローズヒップ(しみ)をブレンド。
持ち帰り用に、黒豆茶になつめ・クコの実をブレンドしたもの、ほうじ茶にローズヒップ・ハイビスカスをブレンドしたもの、2種類作りました。
これから飲むのが楽しみです。