読了本の紹介ですスター
 

イニシエーション・ラブ 乾くるみ著
文藝春秋 2007年4月10日発行

僕がマユに出会ったのは、代打で呼ばれた合コンの席。やがて僕らは恋に落ちて……。
甘美で、ときにほろ苦い青春のひとときを瑞々しい筆致で描いた青春小説――と思いきや、最後から二行目(絶対に先に読まないで!)、本書は全く違った物語に変貌する。
「必ず二回読みたくなる」と絶賛された傑作ミステリー。


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初めての乾くるみさんの本を手に取りました。
いつもは単行本を買うんですが、実は間違って文庫で買ってしまいました泣




ダブルカバーでカバーが二重にかかっていました。
映画化された時のカバーが上に来てます。

 

そして、こちらを剥がすと。
出版時からの表紙が出てくる、という感じです。




この表紙を見ると、純愛ものだと思いがちです。
ですが、読んでみるとバリバリミステリーでした。

大まかには2つのお話から成り立っている作品です。
そして、ラストの1ページで本当に全く違った物語に変貌しました。

「……え……あれ?……は?……」
と回転の遅くなったアラフィフの頭では、一瞬では理解出来ませんでした。

これは読み直しますね。
実際、私は後半部分のSide-Bを読み直しました。

これはこーだったのかぁ~と2度めで納得します。

ミステリーの伏線って、一つづ確実に回収する事が多いと思うんですが、これはホント、最後に一気に回収完了!!って感じでした。
全て理解した後は、気持ち良いスター
 

前半部分のお話の、裏側も「ああ、これはこういう事だったんだぁ」と一気に理解できます。
複数のプラグが一気に接続されたような感覚の終わり方でした。

そして……読み終えてから思うことは。


こわっ叫び



誰についてかは、ぜひ読んでみてください。