- 前ページ
- 次ページ
別冊図書館戦争Ⅱ 有川浩
2008年8月9日発行
“タイムマシンがあったらいつに戻りたい?”という話題で盛り上がる休憩中の堂上班。
黙々と仕事をしている副隊長の緒形に、郁が無邪気に訊くと、緒形は手を休め、遠くを見つめるように静かに答えた―「…大学の頃、かな」。
未来が真っ白だった無垢な時代。
年をとるごとに鮮やかさを増す、愛しき日々。
平凡な大学生であった緒形は、なぜ本を守る図書隊員となったのか!?
過去と未来の恋を鮮やかに描く、シリーズ番外編第2弾。
別冊図書館戦争Ⅰ 有川浩
2008年4月10日発行
晴れて彼氏彼女の関係となった堂上と郁。
しかし、その不器用さと経験値の低さが邪魔をして、キスから先になかなか進めない。
純粋培養純情乙女・茨城県産26歳、
笠原郁の悩める恋はどこへ行く!? 番外編第1弾。
図書館戦争シリーズのスピンオフ作品です。
本編終了後の話が描かれています。
前作までで無事恋人になった二人。
しかし、恋愛経験なしの純粋娘はやはり空回りをしつづける。
読んでると笑いがこみ上げてきます。
同時進行で図書隊の仕事の様子が描かれています。
本編のような大きな事件ではありませんが、いくつかの事件を解決していきます。
時々空回りして、喧嘩などもありましたが二人は無事に……。
しかし、甘い雰囲気になるべきシーンがまるで業務連絡のようになってしまうのはこの二人ならではなのでしょうね
主役二人の影で、手塚と柴崎のペアもいい雰囲気です。
図書館革命 有川浩
2007年11月30日発行
原発テロが発生した。
それを受け、著作の内容がテロに酷似しているとされた人気作家・当麻蔵人に、身柄確保をもくろむ良化隊の影が迫る。
当麻を護るため、様々な策が講じられるが状況は悪化。
郁たち図書隊は一発逆転の秘策を打つことに。
しかし、その最中に堂上は重傷を負ってしまう。
動揺する郁。そんな彼女に、堂上は任務の遂行を託すのだった――「お前はやれる」。
表現の自由、そして恋の結末は!?
図書館戦争シリーズの4冊目で、本編の最終巻です。
カミツレのハーブティを飲みに行く約束をした郁と堂上。
完全なデートですね。
お互いを意識しているのが感じられます。
そこはやはり、年上の余裕なのか慣れない郁のほうがアタフタしてて可愛いです。
そんな中、緊急の呼び出しがかかる。
原爆のテロ攻撃事件。
それは当麻蔵人の作品とよく似ていた。
問題視される当麻を特務部隊が警護することになります。
良化法と憲法の矛盾。
表現の自由を勝ち取るための裁判。
今回はこの図書館シリーズの世界に奥深く根付いている問題点を追求していくようなお話です。
重症を負った堂上。
一人、当麻を連れ自由を得るために大阪の領事館を目指します。
最終巻にふさわしいラストでした。
もう後半は自然とニヤニヤしてしまいます。
図書館危機 有川浩
2007年3月5日発行
思いもよらぬ形で憧れの"王子様"の正体を知ってしまった郁は完全にぎこちない態度。
そんな中、ある人気俳優のインタビューが、図書隊そして世間を巻き込む大問題に発展してしまう!?
図書館戦争シリーズ第3弾。
![ニコニコ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/024.png)
![ガーン](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/035.png)
![爆笑](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/023.png)