熱戦が繰り広げられている第95回全国高校ラグビー大会。

ワールドカップでの日本代表の活躍もあってか、注目度が高くなっているのは事実だろう。
今まさに高校ラグビーでプレイしている選手たちが次のワールドカップの主力となれるよう頑張ってほしい。

それにしてもYahoo!のニュースに上がってくる高校ラグビーの記事の見出しに多いのは「五郎丸」、「五郎丸」、「五郎丸」……(笑)
ライターももう少し頭使って、記事を書いてほしい。中身の薄っぺらな記事ばかりで残念になることしばしば。

プレースキック前の五郎丸選手のルーティンの儀式を真似る選手も多いらしいね。
選手は自分なりのルーティンと身体を張ったプレイでアピールしてほしい。

それにしても、高校ラグビーほど、地域格差が結果に結びついてしまうのはなんとかして欲しい。

前々からの自論ではあるが、島根と鳥取は2県で1校、佐賀も福岡と一緒にして2県で2校、高知と香川あたりも再考すべきだと思う。

判官贔屓の見方かもしれないが、30年連続54回目出場の大分舞鶴や、34年連続44回目出場の佐賀工など、ラグビーに力を入れている学校ほど花園常連校として地区では無敵の状態となっていて、やや面白味にかけてしまう。

一方で、福岡のように王者東福岡に挑み続ける公立校は毎年のように決勝で敗れてしまう。しかし、福岡決勝で敗退する各校はおそらく全国に出場してもベスト8~16ぐらいまで勝ち上がれる実力を持ち備えていると私はみている。
案の定、今大会は記念大会の恩恵で九州地区の代表の座を得た筑紫(九州・福岡)は初戦、接戦で勝利をモノにすることが出来た。
こういう結果をただの大会結果でスルーするのではなく、「福岡県のレベルが高く、2校代表復活」を検討するヒントにして欲しい。

福岡に肩入れしているのではなく、日本全体でラグビーの実力を底上げしていくためのひとつのやり方として、代表校の選出方から地域格差を無くすこともひとつの施策のように思うのだ。

誤解ないよう言い訳しておくと、北海道、東京、大阪以外の1県1校が基本の現在の代表選出方法が決してダメと言う訳ではない。レベルの高い地区ならばむしろ2校に増枠してもよいと思っているぐらいだ。