ドラゴンズ、そしてタイガースでまさに大砲として沢山のホームランを量産した台湾出身の大豊泰昭氏が急性骨髄性白血病のため51歳の若さでお亡くなりになった。

大豊選手の現役時代、バリバリのベイスターズファンであった私は「憎っくき大豊!」と思いながらも何度も彼の一発でイヤな思いをしたか。
その一方、彼のような左の主砲がベイにいたらなぁ……と羨ましくさえ思ったことも数知れず…

引退後も古巣ドラゴンズの本拠地でもある名古屋を拠点に第二の人生をご活躍されながら、最初の奥様を亡くされ、2人の娘さんを男手ひとつで育てているうちに、今度はご本人が病に倒れるなど、思うようにいかぬ試練を味わいながら、病と闘っていただけに本当に残念でならない。
健康で生き続けることって、本当にありがたいことなのだ。

台湾から日本に来て、実績も残した。
私が日本のプロ野球選手でもっとも好きだった王貞治氏を思い出させてくれた一本足打法。
美しかった。
そして憎っくき一本足打法から放ったホームランを忘れることはないだろう。

心よりお悔やみ申し上げたい。