体調も良くなり、NHKBSで映画「捜索者」を観ました。
西部劇には、全く興味はないのですけれど、やる事もないので…。
南北戦争が終結。
イーサン(ジョン・ウエイン)はテキサスに暮らす弟の家を訪れるが、イーサンの留守中に弟家族がコマンチ族に虐殺され、2人の姪はさらわれてしまう。
復讐を固く誓ったイーサンは、仲間と共に姪を捜す旅に出る。
数年後、イーサンはようやく姪のデビー(ナタリー・ウッド)を捜し当てるが…。
西部劇は、子供の頃、父がテレビで観ていた記憶…。
保安官、馬、荒野、お尋ね者、懸賞金、荒くれ者、インディアン、酒場、銃撃戦、砂けむり、そんなイメージです。
この捜索者は、私のイメージしていた西部劇とは、ちょっと違っていたけれど、主人公のイーサンを演じたのは、ジョンウェン。
私だって知っている西部劇のスターです。
5年かけて、弟夫婦、甥を殺し、2人の姪を拐ったコマンチ族のスカーを捜索。
一緒に捜索する血の繋がらない甥は、5年で立派に成長。
長い時間をかけて、ラストに姪を救い出します。
きっと、救い出せると信じ、我慢し続けました。
姪を送り届け、イーサンは、ひとり去って行きました。
なるほど、このラストシーン、ひとりの孤独な男の姿こそ、西部劇なんでしょうね。
1956年・ジョン・フォード監督作品。
08年、米映画協会が選ぶジャンル別古典で、西部劇部門1位に選ばれる。