NHK BSで、100年インタビュー尾上菊五郎を見ました。

来年、菊之助さんが八代目菊五郎を襲名しますよね。

 

このインタビューを見て、改めて、七代目菊五郎さんの姿を舞台で見続けたいと思いました。

 

丑之助時代、菊之助、菊五郎時代を順に振り返ります。

祖父、父、松緑のおじさん、勘三郎のおじさんに教えられた事を面白く話します。

 

祖父菊五郎の鏡獅子の映像が流れました。

痺れる〜。

この映像を見ることが出来、ラッキーでした。

父、梅幸は、細かいことは、注意しないけど、娘道成寺の踊りを通しで3回踊らせるとか。

 

娘道成寺の映像も流れましたけど、若い、若い。

私は、菊五郎さんの娘道成寺は、見たことがない!

 

 

やっぱり、弁天小僧を演じた時は、嬉しかったとか…。

女から男に変わっていく、その過程を演じるのが楽しいらしいです。

観てる観客も、そこが、たまらない面白さですもの。

演者も、わくわくしながら演じているんですね。

 

菊五郎と言えば、世話物。

髪結新三や魚屋宗五郎の映像も流れました。

菊五郎劇団として、みんなで作り上げていると話されてました。

だから、江戸の香りがするんですね。

 

そして、菊五郎さんは、不易流行の大事さを語ります。

土台だけ作っておけば、上は、新しく建て替え出来るんだからと蜷川幸雄さん演出の十二夜の映像も流れました。あのシェークスピアを歌舞伎にしたんです。

これを観た時は、度肝を抜かれました。

歌舞伎座の席に座ると、舞台は全面鏡ばり。

自分たちの姿が目の前に映っているんですもの。

本当にこの十二夜は面白くて、再演して欲しい演目のひとつ。

100年後に向けて、

「歌舞伎は、娯楽の王様なんだと俳優は、自負し、

その娯楽を面白く見ていただきたい」

というメッセージで番組を〆ました。

 

 

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