amazon primeで映画「82年生まれ、キム・ジヨン」を観ました。

 

話題になった映画でしたけど、観てなかったのです。

 

結婚を機に仕事を辞めたジヨン(チョン・ユミ)は育児と家事に忙殺され、時に閉じ込められているような感覚に陥ることがあった。

ある日、ジヨンは他人が乗り移ったかのような言動をするようになり、さらにその時の記憶は全くなくなっていた。夫のデヒョン(コン・ユ)はジヨンにその真実を告げることができずにいた・・・。

 

映画を観ながら、フラッシュバックの様に自分の体験がよみがえりました。私も同じように、社会から隔たった小さな世界で子供を育て、もがいていました。

映画の中で、ジヨンの様子から、夫は、彼なりに、ジヨンの苦しい現状を変えようとしてくれます。

それが大きく変わらなくても、彼の気持ちが嬉しくて、私は泣いてしまいました。

映画のラストも、少し希望がある終わり方でした…

 

大学を出て、仕事をして、結婚、退職、出産・・・。

私もキムジヨンと同じ道でした。何の疑問もなく、それが当たり前と思ったのです。

ワンオペで二人育てました。

夫の家事、育児協力はなかったです。毎晩遅くて、海外出張で2~3カ月いないことも多かったし・・・。

 

日曜日、公園に居るよそのパパを恨めしく見ながら、子供を遊ばせていました。

実母は体が弱く、義母には仕事があり、預ける先もなく、あまりに忙しくて、ほとんどその頃の記憶がないのです・・・。どうやって毎日を過ごしていたのでしょう。

 

ある日突然、体が動かなくなり、病院に行ったらそのまま入院。夫は、その時イタリアに居ました・・・。

夫の実家で子供二人を預かってくれて、2週間入院。

 

映画のジヨンは、精神に異常が出ましたが、私は心より体が先に悲鳴をあげました。

 

今、夫に恨み言を言っても意味がないのです。

あの時、助けて~辛いと言えば良かったのです。

娘が私にそっくりで、いつも後から、あの時大変だったと過去の話をするんです。

 

娘にこの映画を観たこと、辛いと人にいうことは、悪いことではないのだから、悩みや苦しい気持ちをため込まないのよと伝えたいですね・・・。

 

 

 

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